東京女子医科大学は、ホームページに「岩本絹子氏の理事長解任について」というタイトルの記事を掲載しました。
この記事には、「昨日8月7日に行われた臨時理事会で岩本絹子氏の理事長解任が決まった」とあります。
同窓会「至誠会」の不透明な資金の動きなどで警察の捜査が入ったことを受けて大学が設置した、第三者委員会が今月の2日に調査報告書を公表しました。
また、東京女子医科大学の教職員向けの報告書に関する説明会も開かれました。
第三者委員会からは、「東京女子医科大学の経営陣の抜本的な改革が必要」との指摘があり、岩本理事長(当時)を除く理事全員が退任の意向を示していました。
ただ、岩本理事長(当時)だけが態度を明らかにしなかったことを受け7日の夕方、臨時理事会が開かれ、岩本理事長を除く理事全員の賛成で岩本理事長の解任が決定した、とのことです。
現状の東京女子医科大学の経営陣は一掃され、まもなく新体制に移行します。
これにより、東京女子医科大学は変わるでしょう。
医学部入試についても、これまで以上に厳格化されると考えていいでしょう。
東京医科大学が医学部入試での不適切な取扱いで大きく揺れた時は、経営陣が一掃され、医学部入試も「そこまでやるか」と思うくらいに厳格化されました。
東京女子医科大学は、医学部の推薦入試に関して「問題があった」とされていますので、新しい経営陣は「不適切ではないか」と指摘されるようなことのない医学部入試を行うでしょう。
医学部受験生の中には「女子医は、同窓有利」、「多浪生は、不利」と考えていた受験生もいるかもしれません。
医学部入試には、こういった根拠のない噂も多いのですが、今後の東京女子医科大学医学部の入試については、「そういったことに惑わされることは全くなくなる」と考えていいと考えます。