ほとんどの受験生の皆さんは、学校や塾・予備校で配られたテキストや副教材の他に自分で問題集や参考書を買って、使っていると思います。
使っている問題集や参考書は、「受験生なら誰もが知っている有名問題集・参考書」だと思います。
例えば、数学なら「チャート式」、化学なら「重要問題集」などが挙げられるでしょう。
確かに、受験生なら誰もが知っている定番・有名問題集は、優れた内容だからこそ多くの受験生に支持されて来ています。
だから、「こういった有名・定番問題集を使えば安心」と考えるかもしれませんが、
ちょっと待って下さい。
多くの受験生にとって「いい問題集」であっても、自分にとって「いい問題集」か、は別の話です。
皆は「使いやすい」、「分かりやすい」と言ったとしても、自分も同じように「使いやすい、分かりやすい」か、は確認する必要があります。
どんなに有名な問題集でも、「今の自分には合わない」ということは珍しくありません。
医学部受験を乗り越えた先輩、歯学部入試で合格をつかんだ先輩が「この問題集、
めっちゃいい」と言ったとしても、鵜呑みには出来ません。
先輩には良かったとしても、「自分にもいい」、とは言い切れません。
では医学部受験、歯学部受験に向けて問題集を選ぶときは、どのようにすればいのでしょうか?
やはり少しでも、その問題集を実際に見てみることです。
友達が持っていれば、友達に見せてもらってください。
書店で、手に取って見てみるのもいいでしょう。
そして、「扱っている問題の難易度が適切か」、「最近の医学部入試、歯学部入試に対応しているか」、「解答・解説は分かりやすいか。見やすいか」、「分量は多すぎたり少なすぎたりしていないか」、「持ち運びに問題はないか」、などをチェックしてください。
そして「さすが定番」と思えるようなら、使ってください。
「自分には合わないな」と思った時は、友人たちが使っている問題集を見せてもらうといいでしょう。
書店で他の問題集を見てみるのも、いいでしょう。
「有名だから」、「皆が使っているから」、「先輩が勧めてくれたから」といった理由だけで問題集や参考書を選ぶと、思ったような効果が出ないかもしれませんので「自分に合っているか」は、確認してください。