医学部受験、歯学部受験に備える皆さんに、今すぐにでもやって欲しいことがあります。
それは、今年受けた模試の結果、成績表の精査です。
模試の成績表には、様々な情報が記載されています。
それを読み解くことで、自分がやるべきことが見えてきて、明確な指針となります。
では、具体的に模試の成績表をどのように使えばいいのでしょうか?
模試の成績表で受験生の皆さんが気にしてよく見るのは、まず「偏差値」でしょう。
そして、医学部受験や歯学部受験での志望校の「合格可能性」だと思います。
もちろん、偏差値や合格可能性もよく見てください。
しかし、それで終ってはいけません。
小問ごと、分野ごとの自分の正答率、そして模試の受験者全体の正答率を見てください。
模試の受験者全体の正答率と自分の正答率に差がある問題、分野は要注意です。
「皆が解けているのに、自分は解けなかった」、そこが自分の弱点であり強化すべきところです。
問題ごとに見て、受験者全体の正答率が70%を超えているような問題は、「落としてはいけない問題」です。
医学部受験でも歯学部受験でも、「落としてはいけない問題」を落としていては、合格は難しくなります。
なぜ、この問題を落としたのか、を振り返って今後同じようなことの無いようにしてください。
分野ごとの正答率も受験生全体の正答率より、かなり低い場合は、その分野が弱点ということです。
弱点分野が分かれば、そこを強化しなければならないことが分かります。
高校生の場合は校内平均の正答率も見て、自分が強化すべきところを探し出してください。
模試の成績表では、「偏差値」と「合格可能性」が気になるでしょうが、問題ごと分野ごとの正答率もしっかりチェックして、自分がやるべきことを把握して今後の受験勉強に生かしてください。