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医学部入試や歯学部入試の小論文で本当に必要なことは、「これだけ」

医学部受験、歯学部受験の他学部と違う大きな特徴の一つが、「小論文の試験がある」です。

医学部受験、歯学部受験の準備として、小論文対策は欠かせません。

 

しかし、小論文対策に多くの時間を割く必要はありません。

 

医学部入試でも歯学部入試でも、「小論文で素晴らしい内容の文章を書くことが出来たので合格」は、基本的にありません。

一方で、「小論文が書けなかったから、不合格」はあります。

 

医学部入試、歯学部入試の小論文は、「ディフェンシブ」でいいのです。

「落とされない小論文」が書ければ、それで構いません。

 

「点数化する小論文もあるじゃないか」という声が聞こえて来そうです。

確かに小論文を点数化する医学部、歯学部もあります。

受験生の皆さんが考えなければならないのは「どこを見て点数化しているのか」、「点数化した時に差がつくのか」です。

 

医学部入試、歯学部入試の小論文を評価するのは、国語の先生ではなく医学部や歯学部の先生です。

医学や歯学の専門家であって、国語の専門家ではありません。

また、一人の先生が全ての小論文を評価、採点するわけではありません。

 

共通テストは当初、記述式を予定していました。

しかし、「いくら細かい採点基準を作ったとしても、短時間で公平な採点が出来るのか」ということから記述式は見送られマーク式になりました。

 

小論文を点数化するにしても短時間で、それほど厳密な評価・採点は出来ません。

そうであれば、「問題に対しての解答になっているか」、「文章として成立しているか」、「文章全体で整合性は取れているか」、「読みやすい文章か」といった点で評価するしかありません。

なかなか、内容まで精査することは難しいのが現実です。

 

医学部入試、歯学部入試の小論文で何より大切なのは「落とされない小論文」を書くことです。

その最も基本的なことは「字数制限を守る」です。

字数オーバーは、それだけで「落とされる小論文」になると考えてください。

 

そして、「上限字数の出来れば8割くらいの字数は書く」です。

 

「3行書いて終わり」は、完全にアウトです。

採点対象外とされても仕方ありません。

 

医学部入試や歯学部入試での小論文で何より大切なことは「たとえ知らないことが出ても、マスは埋められる」です。

内容云々ではなく、「マスを埋められるか」です。

 

数学は「試験範囲」が決まっていますが、小論文は何が出るか分かりません。

何が出ても文句は言えません

そうであれば、「何が出ても書き切ることが出来る」が、小論文対策の本質です。

 

知識をいくら増やしても、そこから出るとは限りません。

知識は無いよりあった方がいいのですが、知らないことが出ることの方が多いと考えてください。

 

医学部入試、歯学部入試の小論文は「知らないことでも書ける」を目標にして下さい。

これは難しいことではありません。

「慣れ」の問題です。