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理系の国立大学として存在感を示していた東京医科歯科大学と東京工業大学が1つに統合され、東京科学大学が誕生しました。

東京医科歯科大学も東京工業大学も受験の偏差値では、東大に次ぐ高い偏差値とされていました。

特に東京医科歯科大学歯学部入試は、全ての歯学部の中で最難関の歯学部入試とされてきました。

また、国公立医学部入試では後期日程を実施しない大学が多いこともあって、東京医科歯科大学医学部後期の難易度は非常に高いとされています。

 

河合塾の「医学部の難易度ランキング」によれば、合格可能性50%の共通テスト得点率は、東京大学理科3類が91%、京都大学医学部が89%ですが、新生東京科学大学医学部後期は東大、京大を超える93%とされています。

 

医学部受験、歯学部受験においても大変な難関校であった東京医科歯科大学が東京工業大学と1つになり、2校の統合で世界最高水準の科学系総合大学を目指すことになりました。

大学の略称は「Science Tokyo」を使い、「グローバルに展開する」、としています。

 

初代理事長となった大竹尚登理事長は「医科、歯科、工業の3つを科学の2文字に収れんし、気持ちを1つに船出した。科学の進歩を担い、社会に還元する世界最高水準の科学大学を目指したい」とコメントしています。

 

この統合に伴って、「東京医科歯科大学病院」も「東京科学大学病院」に名称が変更になりました。

理工系の研究者が、医師や歯科医師と連携して臨床現場で研究を進められるよう、病院建物内に研究拠点が新設される予定、とのことです。

 

東京科学大学は日本の医科、歯科の発展に大きな影響を与える大学となると思います。