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大学入学共通テスト(共通テスト)の出願が昨日、締め切りとなりました。

昨日10月7日の消印有効ですが、昨年の出願締め切り日の出願者数と比べると1万9099人増えています。

 

出願最終日時点での今年の出願者数は48万4568人でした。

最終日の消印有効ですので出願者数は多少増えるでしょうが、基本的にはそれほどの変化は無いと思われます。

 

共通テストの出願では、高校生は高校が一括して出願しますので郵送での出願は既卒生(浪人生・再受験生等)になります。

最近の大学受験生は「行きたい大学より行ける大学」といったような「現役での進学志向」が非常に強くなっています。

こういう傾向が強く、浪人生が少なくなっていることもあり、共通テストの出願者も浪人生は少なくなっています。

 

共通テストの出願者を現・浪別で見ると現役生は前年に比べ1万9378人増の42万3096人でした。

一方で主に浪人生の、既卒生の出願者数は前年に比べ279人減少の6万1472人でした。

現役生の出願者数が大きく伸びたのに対し、既卒生は減少となりました。

 

共通テストのスケジュールは、来年の1月18日(土)、19日(日)が本試験日で、

同日に大学入試センターから正解も発表されます。

平均点の中間発表は1月22日を予定していて、平均点の最終発表は2月6日(木)の予定となっています。

 

大学入試センターからの公式な発表の前に、河合塾や駿台予備学校などが「予想平均点」をいち早く発表します。

 

また科目間の平均点の差が大きい時には得点調整が行われますが、「得点調整があるのか」、については1月24日(金)の発表が予定されています。

 

来年の共通テストは「新課程」になります。

国語では近代以降の文章(現代文)が1問増え、試験時間も伸びます。

数学②も同じように問題数が増え、試験時間が伸びます。

また新しい教科として「情報」が新たに実施されます。

とは言え、旧課程履修者への配慮もあります。

 

48万5千人もの受験生が受ける共通テストですが国公立医学部・歯学部を受験しないで、私立医学部入試、私立歯学部入試だけを考えている受験生は、共通テストは意識せず私立医学部入試、私立歯学部入試対策に専念した方がいいと思います。

 

私立医学部入試や私立歯学部入試でも共通テスト利用入試がありますが、ボーダーライン得点率は非常に高く、これを超えるのはなかなか大変だと思います。

私立医学部入試対策、私立歯学部入試対策は、普通の一般選抜に絞って対策をした方が効果的だと考えています。