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1次試験間近、どうなる東海大学医学部と帝京大学医学部の総合型選抜

私立医学部でも東邦大学医学部、金沢医科大学、獨協医科大学などで総合型選抜(AO入試)を実施します。

私立医学部総合型選抜を行う大学に東海大学医学部と帝京大学医学部があります。

 

東海大学医学部の総合型選抜「希望の星育成」は以前から実施されていましたが、帝京大学医学部の総合型選抜は、今年からの新しい医学部入試です。

この2つの医学部入試は非常によく似ています。

帝京大学医学部は、東海大学医学部の「希望の星育成」を、かなり意識したように思えます。

 

帝京大学で入試担当者に話をお聞きした時には、現場も急な話で困惑しているように感じました。

東海大学医学部「希望の星育成」の出願はすでに締め切られ、帝京大学医学部総合型選抜の出願締め切りは明日、10日(木)必着です。

どうやら東海大学医学部「希望の星育成」は志願者が、前年志願者110名の2倍以上になったようです。

帝京大学医学部総合型選抜の志願者が何名になるのか、気になるところです。

 

2つの医学部総合型選抜が近づいていて1次試験は、どちらも10月19日(土)に行われます。

あと、10日ほどです。

 

1次試験の内容は、小論文(論述課題)、個人面接、オブザベーション評価(グループディスカッション)です。

東海大学は「小論文」とし、帝京大学は「論述課題」としていますが実態は同じで、受験生の皆さんは「小論文」と考えてください。

なお、帝京大学医学部は一般選抜でも「論述課題」としていますので、一般選抜の過去問を見るといいでしょう。

試験時間も同じです。

 

「面接」は、どちらも個人面接になります。

帝京大学医学部では「グループディスカッション」が課されます。

東海大学医学部の「オブザベーション評価」は、グループ討論(グループディスカッション)の1種と考えていいでしょう。

試験時間は東海大学医学部が120分、帝京大学医学部が110分と、試験時間も似ています。

 

ただ、帝京大学医学部総合型選抜のグループ討論、グループディスカッションは、オブザベーション評価のような凝ったグループ討論にはならないと思います。

恐らく、医学部入試でよくあるグループ討論、グループディスカッションになると思います。

実施初年度ですから、手の込んだグループ討論は難しいと思います。

 

最初に、討論のテーマを与えて、それについてグループで自由に討論するのではないかと思います。

討論のテーマに関する資料が与えられるかもしれません。

帝京大学医学部総合型選抜を受験するのであれば、討論前の指示をしっかり聞くようにして下さい。

 

東海大学医学部総合型選抜「希望の星育成」も帝京大学医学部総合型選抜も、2次試験は共通テストになります。

合否判定に使用する科目は数学で違いがありますが、いずれにしても共通テストの得点で2次試験合格者が決まると思って、共通テスト対策にも力を入れてください。