未分類

金沢医科大学の面接で金沢市の話をしてはいけません

ここのところ毎日たくさんの志望理由書等の添削をしています。
金沢医科大学医学部AO入試には新潟県地域枠があり、新潟県地域枠を志願する場合は、志望理由書の提出が必要になります。

今日、金沢医科大学AO入試新潟県地域枠の志望理由書の添削をしました。
非常によく書けている志望理由書でしたが1点だけ修正をしました。

「金沢には特別な思い入れがある」、「金沢の地域医療」など、何か所かに「金沢」という言葉が書かれていました。
金沢医科大学という大学名に引きずられて「金沢」と書いてしまったのだと思いますが、金沢医科大学があるのは石川県河北郡内灘町です。
金沢市内にあるわけではありません。
金沢市内の宝町には地域の中核病院として、国立金沢大学付属病院があります。

金沢医科大学が主に支えているのは能登半島の医療であり、富山県氷見市周辺の医療です。
富山県氷見市は人口4万2千人で、市の中心部を外れると山間部や沿岸部の集落がああり、地方の小都市といったイメージです。

金沢医科大学は、金沢市のような大きな都市の医療ではなく、厳しい医療環境の地域を支えています。

金沢医科大学に行くと分かりますが、金沢市内からはかなり遠い印象で公共交通機関も利用しにくいのが現実です。
もちろん、金沢市内から自家用車で通勤する教員や職員もいるようですが、多くはないと思います。

そのような金沢医科大学に対して「金沢」とか「金沢市」という言葉は避けた方がいいでしょう。
面接で、石川県の印象を聞かれたりすることもありますが、金沢市をイメージして答えてしまうと面接官は、「ここはそんな都市部ではないんだけど」と感じてしまうでしょう。

「金沢市がいいなら、金沢大学医学部に進学すればいいじゃないか」と内心、思うかもしれません。
受験生は非常に立派な金沢駅を使うことが多いと思いますが、観光都市金沢のイメージに引きずられないように気を付けてください。

金沢医科大学の面接では、石川県でも金沢市ではなく、能登半島をイメージして答えてください。