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官僚出身者が理事長に就任した東京女子医科大学は、どう変化するのか?

東京女子医科大学は12月6日付けで理事長に就任した清水治、新理事長が13日(金)に会見し、医学部入試などの改善計画を文部科学省に報告したことを発表しました。

新しく学校法人東京女子医科大学の理事長に就任した清水治氏は、東京大学法学部を卒業後、大蔵省(現財務省)に入省され、長く官僚として活躍されてきた71歳の方で、医学・医療とは直接的な関係は無かったようです。

清水治氏が東京女子医科大学の理事長に招かれた理由は分かりませんが、これまで無かった新しい視点からの大学改革が期待されます。

東京女子医科大学では10月に学長も変わっています。
現在の学長は国際医療福祉大学に在籍していた山中寿氏で、東京女子医科大学でも教授として、長く活躍された方です。
この方は医学部のことに詳しいだけでなく、東京女子医科大学についても良く分かっていると思います。

新理事長、新学長に変わって東京女子医科大学は、徐々に変革が進んで行くと思います。
まず、医学部学校推薦型選抜で、卒業生の子女を対象にした「卒業生子女推薦」の廃止を発表しました。
昨年まで、「至誠と愛枠」として卒業生子女推薦が行われていましたが、受験資格として同窓会である「至誠会」の推薦が必要でした。
至誠会が推薦者を決める際に「貢献度」という指標があって、寄付金額も考慮されていたことが明らかになっていますが、こういった不適切と思われる医学部入試の廃止を一番に決めました。

医学部受験を考える女子にとって、東京女子医科大学は検討に値すると思います。
学費が高いのはネックですが、医学部受験の難易度を考えると男子受験者がいない分、チャンスも大きくなります。

今後の東京女子医科大学医学部入試の変化には注目です。