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新宿の予備校の突然の閉鎖に思うこと

新宿にあるニチガクという予備校が入試直前の、この時期に突然閉鎖となったことが
報道されました。
テレビや新聞、ネットニュースでも報道されていますのでご覧になった方も多いのではないでしょうか?

生徒がいつものように予備校に行ったら、代理人弁護士の「ご案内」という紙が貼られていて突然の閉鎖を知ったとのことです。
この予備校の経営者ではなく、代理人弁護士による「ご案内」という紙1枚というのは、「いくら何でも」と感じます。
代理人による紙1枚で、経営者などからの説明は一切ない、とのことですが他の予備校関係者はみんな心を痛めていると思います。

この予備校はメディカル医進館という別ブランドの予備校も併設していたようです。
運営会社の社長は昨年、2回変わっているとのことで現社長はインタビューに答えて「自分の一存では何も決められない」と話していました。
実質的なオーナーは前の社長(塾長)のようですが、ニチガクのホームページは現在も見ることが出来ますが、ホームページにある「塾長の話」(動画)は、見ることが出来なくなっています。
昨年の10月末には破産が決まっていたようですので、実質オーナーは、すでに別の予備校に関わっているのかもしれません。

この予備校には入試直前の生徒がいたと思いますが、精神的な動揺は隠せないでしょう。
授業を受けないまでも自習室を使ったり、予備校スタッフに相談したりしたかったのではないかと思います。

この予備校の受験生の皆さんが落ち着きを取り戻して、志望校の入試に立ち向かえるようになることを祈るばかりです。

このニュースをテレビで見ていたら、「1年間の授業料、250万円ほどを支払ったばかり」という高校2年生がいました。
私は「年間授業料の一括支払い」には否定的な考えを持っています。
今回のようなこともありますし、「実際に授業を受けたら説明と違った。でも1年分の授業料を払ってしまったから、やめるにやめられない」といったことは、実は少なくないようにも思います。

私達オンライン個別指導メルオンの授業料は月ごとの後払いです。
その月に受けていただいた授業の授業料を翌月にご請求させていただいています。
学校行事などで、いつもの月のように授業を受けられない月があっても、「実際にやった分だけ」をご請求させていただいています。
私は、これが本来の姿だと考えています。
「年間一括支払い」は、予備校の都合の押しつけのように感じます。
今回の件をきっかけに、先払いの予備校が減って行って欲しいと思います。