東京女子医科大学の元理事長が新校舎の建設工事に関して、大学に1億1700万円を不正に支出させた背任容疑で昨日、逮捕されました。
不正に支出した金額から元理事長は、自身へ一部を還流させたと見られています。
東京女子医科大学を受験予定の皆さんは、ショックを受けたかもしれません。
しかし私は、受験生の皆さんにはかえって良かったのではないかと思います。
東京女子医科大学の元理事長を巡っては様々な疑惑が持ち上がっていて、既に警察による元理事長の自宅や大学への家宅捜査もありました。
このような状況を受け、東京女子医科大学は新しい理事長と学長を選任して新体制に移行しています。
元理事長の時代には、同窓生の子供を学校推薦型選抜に同窓会が推薦する際に、寄付金額が推薦要素となっていたことが明らかになっています。
しかし新体制になりましたので、受験生の皆さんはおかしな心配をすることなく受験に集中出来ます。
また、元理事長が逮捕されたことで過去とのけじめも付いたように思います。
これまでは様々な疑惑があり警察の捜査も入りましたが、「そこまで」でした。
それが今回、「逮捕」となり、一応の決着がついたと感じます。
もちろん今後、起訴され有罪となるかは分かりませんが「逮捕」ということは大きいと思います。
世間も、「今の東京女子医科大学」と「過去の東京女子医科大学」を分けて考える様になると思います。
東京女子医科大学は、「女性医師の養成」、と言う点では他大学に無い歴史と実績があります。
東京女子医科大学医学部入試に挑む皆さんは、その素晴らしい歴史を繋ぐことを目指して下さい。