昨年の10月に行われた総合型選抜(AO入試)で、信じられないミスがあったことが明らかになりました。
入試要項の試験内容には、「英語でのプレゼンテーション、質疑応答」と書かれていたにも関わらず、実際の試験では「面接官が受験生の英語プレゼンテーションを求めなかった」ということです。
受験生が在籍する高校からの問い合わせで大学は初めて事態を知った、とのことです。
昨年10月に総合型選抜が行われたのは龍谷大学国際学部国際文化学科で、学部学科の特性から面接で英語のプレゼンテーションを課すことになっていましたが、事務職員と面接官の連携ミスで、「プレゼンテーションを求めることなく面接を終えてしまった」、とのことです。
この総合型選抜には15人が受験し、そのうち4人が合格とされていました。
しかし、高校からの「生徒からプレゼンが無かったと聞いているが実施内容にミスはなかったか」との問い合わせで、大学は初めて試験が適切におこなわれていなかったことに気がついたようです。
これを受け、4人の合格者に加え、不合格とされていた11人も追加合格とし受験者15人全員が合格となりました。
私も長く大学入試を見て来ましたが、このような大学側のミスは聞いたことがありません。
これから始まる私立医学部入試、私立歯学部入試でこのようなことの無いことを祈ります。