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医学部入試、歯学部入試も前期・1期入試の合格発表が続いています。
見事に医学部合格、歯学部合格をつかんだ受験生の皆さん、まずは合格おめでとうございます。

とは言え、ここでも悩む受験生がいます。
それは、「複数校で合格した」受験生です。
「合格した大学のうち、どこに進学したらいいのか」という嬉しい悩みです。

さらに、こんな受験生もいます。
「正規合格を貰った大学があるが、それより志望順位の高い大学で補欠になり繰り上げを待っているが、どうすればいいか悩む」4

こういった医学部合格や歯学部合格で悩む受験生は、どうしたらいいのでしょうか?

もともと、医学部受験でも歯学部受験でも自分の「志望順位」があったと思います。
基本は、その志望順位で考えればいいと思います。
ただ、「その志望順位をどう決めたのか」は考える必要があります。

往々にして受験生は「偏差値の高い大学」を選ぶ傾向があります。
「医学部の偏差値ランキング」や「歯学部の偏差値ランキング」で少しでもボーダーライン偏差値が高い大学に行きたがります。
これを否定するわけではありませんが、「医学部の偏差値ランキング」も「歯学部の偏差値ランキング」も駿台予備学校や河合塾などで同じではありません。
医学部も歯学部も「偏差値ランキング」は絶対的なものではありません。
「2つや3つの大学が同じ偏差値」ということも珍しいことではありません。

偏差値で志望順位を決めてしまうのは、やや拙速の感じがします。

医学部も歯学部も、入学するとそこで6年間学ぶことになります。
「自分にとって、学びやすいのか」という視点を持つのもいいと思います。

西日本と東日本では、文化や習慣が違ったりしますが、そこは問題ないのか?
他学部との交流は、あるのか?
大学独自の教育システムや設備はあるのか?
卒業生のつながりは、どうなっているのか?
教員は学生指導に熱心なのか、大学生なんだから自分で頑張れなのか?
など、いろいろな視点から自分が進むべき大学を考えてみてください。

繰り上げ合格を待つ場合は、「繰り上げ合格は必ず来る」とは言えませんので、合格をいただいている大学の中で1校だけは入学手続きを済ませて、そのうえで繰り上げ合格を待つようにしてください。

補欠に順位が付いていると分かりやすいのですが、順位が付いていないと状況が分からなくて辛いと思います。
インターネット上の情報は、正しいものもあればいい加減なものもありますので、あまり気にしない方がいいと思います。
補欠に順位が付いている場合、大学に問い合わせると今、補欠順位の何位までが繰り上がったかを教えてくれる大学もあります。
大学に「補欠は何位まで繰り上がったか教えていただけますか?」と問い合わせても問題ありません。
大学によっては「お答えしていません」との返答かもしれませんが、それで「飛ばされる」ということはありません。