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東海「展学のすすめ」入試、定員10名で合格6名は、なぜ?

 

目 次

1,再受験生のための医学部入試

2,募集人員10名で、合格は6名

3,面接頑張る、では合格出来ない

4,展学のすすめ、で合格者が定員より少ない理由

5,展学のすすめ2次試験の面接は、4回の面接

6,東海大学医学部では医学部長が変わっています。

7,まとめ

 

1,再受験生のための医学部入試

 

医学部入試で再受験生限定の入試としては東京医科大学の学士選抜などもありますが、最も多くの受験生を集めるのが、東海大学医学部「展学のすすめ」入試です。

 

「展学のすすめ」入試の出願条件は、大学に2年以上在籍で62単位以上取得者になります。(取得見込みも可)

募集人員は10名で例年、200名程度が志願しています。

 

1次試験は英語と小論文で配点はそれぞれ100点の合計200点になります。

2次試験は面接で配点は240点になり、1次試験の得点と2次試験の得点を合計して、440点満点で合否が判定されます。

 

2,募集人員10名で、合格は6名

 

東海大学医学部「展学のすすめ」入試の結果を見てみると一昨年は207名が志願しそのうち28名が1次試験を突破しましたが、2次試験合格者は募集人員10名に対し、1名少ない9名でした。

 

昨年の「展学のすすめ」入試の1次試験合格者は21名、そして2次試験合格者は募集人員10名に対して6名と、定員より4名も少ない合格者となりました。

 

東海大学医学部「展学のすすめ」入試は年々入学者選抜の基準が厳しくなっていると感じられます。

 

昨年は募集人員10名で実施され、21名の1次試験合格者が2次試験を受けていますが、「2次試験合格者は6名」、ということを見ると、「東海・展学のすすめは、いくら英語や小論文が出来ても合格は難しい」ということが言えます。

 

厳しい言い方をすると、医学部受験では2次試験で合格を勝ち取らない限り、1次試験で落ちても2次試験で落ちても、「医学部進学は叶わない」という点では同じことになります。

 

3,面接頑張る、では合格出来ない

 

ここまで読まれて、東海大学医学部「展学のすすめ」入試で最終合格をするためには「2次試験の面接を頑張らないと」と思われた方も多いと思われますが、単純に「面接頑張る」では合格は厳しいと言えます。

 

本当に「展学のすすめ」で合格するためには、「募集人員10名なのに、なぜ6名しか合格出来なかったのか」を知った上での面接対策が欠かせません。

 

東海大学医学部の入試には現役生限定の「希望の星育成」入試もありますが、これは私と東海大学医学部の方の雑談の中から生まれた医学部入試です。

 

私の教え子で、父親が東海大学医学部を卒業している現役生がいました。

東海大学医学部を受けたものの、残念ながら現役では合格することは出来ませんでした。

1年間の浪人生活の結果、東海大学医学部とは違う医学部に進学しました。

 

このことを東海大学医学部の方にお話ししたところ、後日「先日の話を聞いて、1年浪人すれば医学部に合格できる受験生を現役のうちに取りたいと考えた。そこで新しい入試を始めることにした」と話されてスタートしたのが現役生限定の「希望の星育成」入試です。

 

4,展学のすすめ、で合格者が定員より少ない理由

 

東海大学医学部とは、様々な機会にやり取りを続けています。

その中で、「展学のすすめ、では定員10名なのになぜ6名しか合格を出さなかったのか」についてもお聞きしています。

 

その理由についても分かりましたが、ここでは控えます。

 

ただ、その理由を聞いたことで「展学のすすめでは、いくら1次試験で高得点を取っても、面接の本当に重要なポイントを分かっていないとダメなんだ」ということを強く感じました。

 

昨年の例で行くと、「合格した6名と不合格の15名との違いは何だったのか」、「なぜ、10名合格とならなかったのか」を知らないままの受験は怖い、と言わざるを得ません。

 

東海大学医学部では以前、編入学試験を行っていましたが現在は、4月に1年生として入学する形に変わりました。

編入学から、他の新入生と同じ4月に1年生として入学する形に変わった理由も知っておきたいところです。

 

5,展学のすすめ2次試験の面接は、4回の面接

 

東海・展学のすすめ入試の2次試験では20分程度の個人面接、5分程度のMMIを2回、そして最後に与えられたテーマについて自分の意見を述べ、質疑応答を行う20分のプレゼン面接と、合計4回の面接が行われます。

 

それぞれの面接の配点は公表されていませんが、4回の面接で合計240点の配点となっています。

恐らく、個人面接とプレゼン面接の配点が高くなっていると思われます。

 

1次試験の200点に対し、2次試験は240点となっており、面接重視の姿勢は明らかです。

 

6,東海大学医学部では医学部長が変わっています。

 

恐らく、予備校も受験生も気が付いていないと思いますが、東海大学医学部では医学部長が変わっています。

新しい医学部長の大上研二教授は耳鼻咽喉科頭頚部外科の教授で、山口大学医学部の出身です。

 

医学部長が代わりましたが、「展学のすすめ」について、合否判定基準を含めて変更はない模様です。

 

東海大学は大学のホームページがサイバー攻撃を受けて、十分に機能していません。

そのため、医学部長が代わったこともホームページ上に記載はありません。

同様に、入試情報も十分な情報提供が出来ていない状況です。

 

完全に復旧するのはいつになるのか分かりませんので、受験生の皆さんは入試説会などに積極的に参加されるといいと思います。

 

ちなみに、東海大学では学長も変わっています。

 

7,まとめ

 

東海大学医学部「展学のすすめ」の合格者は募集人員を下回っています。

1次試験でいくら高得点を取っても、合格には結びつきません。

展学のすすめで2次試験合格を勝ち取るためには「なぜ、合格者は募集人員を下回っているのか」、「1次合格者21人のうち、2次試験で合格した6人と不合格の15人は何が違ったのか」を知った上での対策が欠かせません。

 

オンライン個別指導メルオンでは東海大学医学部「展学のすすめ対策講座」を行います。

詳細が決まりましたら、改めてお伝え致します。