目次
- 昭和医科大学歯学部とは?
- 偏差値ランキングで私立トップの実力
- 国家試験合格率が非常に高い!
- 私立歯学部の中で最も良心的な学費
- 推薦・総合型選抜の志願者が急増中
- 今後の受験対策に向けて
- まとめ
- 昭和医科大学歯学部とは?
昭和医科大学歯学部は、医系総合大学「昭和医科大学」の一部門として、長年にわたり歯科医師養成に力を入れてきた名門校です。
歯学部は昭和52年に設立されていて、特に医療系学部を持つ大学の中でも、医・歯・薬・保健医療の4学部が連携して学べる環境は、全国でも数少ない特徴の一つです。
昭和医科大学の特徴として1年次の富士吉田キャンパスでの寮生活があり、医療人を目指す4学部の1年生が1年間、4人部屋で共同生活を送ります。
これまで、多くの生徒が昭和大学(当時)に進学しましたが入学前は寮生活に不安を抱いていた生徒も1年を終えると誰もが「楽しかった」と言います。
なお、2025年4月から校名を「昭和大学」から「昭和医科大学」に変更しましたが、より一層「医系総合大学」と言う面をアピールする狙いからです。
また、神奈川県川崎市に4学部が揃う新キャンパスを建設中です。
- 偏差値ランキングで私立トップの実力
大手予備校「駿台予備学校」が公表している私立歯学部の最新偏差値ランキング(2026年度入試対応)では、昭和医科大学歯学部がボーダーライン偏差値49で私立歯学部中トップに位置づけられています。
2位に並ぶのは東京歯科大学と大阪歯科大学(偏差値48)であり、昭和医科大学はそれらをわずかに上回っています。
このデータは、昭和医科大学歯学部の入試難易度が高く、受験生からの注目度が非常に高いことを示しています。
- 国家試験合格率が非常に高い!
2025年春に実施された第118回歯科医師国家試験において、昭和医科大学歯学部は「新卒合格率97.7%」を記録しました。
さらに、既卒者を含めた合格率でも92.9%と非常に高水準を維持しており、全国の私立歯学部の中でもトップクラスの実績です。
実は歯科医師国家試験の合格率は大学が操作することも可能です。
「歯科医師国家試験に合格できるだろう」という6年生だけに国家試験を受けさせれば当然、合格率は上がります。
毎年の歯科医師国家試験の結果を詳細に見ると、昭和医科大学は歯科医師国家試験の合格率を上げるための操作はしていないと思われます。
この実績から分かるのは、昭和医科大学の教育体制やサポート体制の強さです。
単なる進級主義ではなく、「最後まで責任をもって育てる」、「6年間頑張った学生には歯科医師国家試験を受けさせる」という昭和医科大学歯学部の姿勢が、反映されていると言えるでしょう。
- 私立歯学部の中でも負担の少ない学費
昭和医科大学歯学部の学費は、6年間合計で約2,700万円です。これは、私立歯学部の中でも学費が抑えられている水準です。
他の人気私立歯学部では、6年間で3,000万円を超える学費が一般的であることを考えると、昭和医科大学の学費の安さは大きな魅力の1つです。
特に保護者にとっては、「経済的な負担が少ないが、教育の質が高い大学」という点で、昭和医科大学歯学部は非常に魅力的な選択肢となっています。
- 推薦・総合型選抜の志願者が急増中
2024年10月、11月に行われた、2025年度(令和7年度)の入試では、学校推薦型選抜(推薦入試)と総合型選抜(AO入試)の志願者数が大幅に増加しました。
昭和医科大学のホームページには、2025年度入試の結果は、まだ掲載されていませんが、入試結果は昭和医科大学の関係者に直接伺った最新の情報です。
- 学校推薦型選抜(推薦入試)
- → 志願者数:55人(前年28人から約2倍に増加)
→ 理科の受験科目が「2科目 → 1科目」に変更されたことで、受験のハードルが下がり、志願者増加の一因となりました。 - 総合型選抜(旧AO入試)
- → 志願者数:59人(前年37人から約60%増加)
→ 学力試験は行われず、歯学部への志望動機や歯学部入学後の授業について行けるか、が重視される入試であり、多様な背景を持つ受験生に門戸が広がっています。
これらのデータからも、昭和医科大学歯学部への関心が着実に高まっていることが分かります。
- 今後の受験対策に向けて
昭和医科大学歯学部の人気上昇に伴い、今後の入試では倍率の上昇や難易度の一層の上昇が予想されます。
特に推薦や総合型では、志望理由書や面接、小論文などで「昭和医科大学ならではの教育理念や校風」も理解した上で臨むことが重要です。
私立歯学部最高難度の大学ではありますが、的確でしっかりとした準備が出来れば怖くありません。
歯学部オンライン個別指導メルオンの生徒も昨年、総合型選抜で1名、学校推薦型選抜で2名、合計3名が昭和医科大学歯学部に合格しています。
また、一般選抜に向けても、基礎学力だけでなく、面接に100点の配点があり、「人物重視」の傾向が強まっているため、バランスの取れた学習と自己表現の準備が必要不可欠です。
- まとめ
昭和医科大学歯学部は、偏差値・国家試験合格率・学費・入試制度のすべてにおいて、私立歯学部の中で高い人気と実力を誇る大学です。
- 駿台偏差値で私立歯学部中トップ
- 国家試験合格率新卒97.7%、全体92.9%
- 学費6年間で2,700万円と軽めの負担
- 推薦・総合型入試志願者が大幅増加
これらの要素を総合的に見ると、昭和医科大学歯学部は今後ますます受験生・保護者から注目される存在であることは間違いありません。
早めの情報収集と戦略的な対策で、チャンスをしっかりと掴んでいきましょう。
なお、メルオンでは昭和医科大学歯学部総合型選抜対策講座と昭和医科大学歯学部学校推薦型選抜対策講座を7月に開講いたします。
ご自宅で受講していただけますので全国の受験生が移動の負担なく昭和医科大学歯学部対策が出来ます。
詳細は、間もなくメルオンのホームページに掲載させていただきます。