目次
- はじめに:総合型選抜とは?
- スケジュール(2026年度)
- 出願に必要な書類
- 志望理由書・活動報告書の書き方
- 試験内容と評価ポイント(模擬授業+理解度確認+面接)
- 合格のための準備と対策
- おわりに:あなたの可能性を形にする入試
- はじめに:総合型選抜とは?
昭和医科大学歯学部の総合型選抜は、いわゆる「AO入試」にあたる方式で、人物・意欲・将来性を重視します。
学力だけでは評価できない、あなたの人柄や熱意、医療人としての適性が問われる入試で、特に「入学後、歯学部の授業について行けるか」が決め手になります。
- スケジュール(2026年度)
項目 | 日程 |
出願期間 | 2026年9月1日(月)〜9月16日(火)※郵送必着 |
書類審査合格発表 | 2026年9月30日(火) |
試験日 | 2026年10月4日(土) |
最終合格発表 | 2026年11月1日(土) |
- 出願に必要な書類
昭和医科大学歯学部総合型選抜の出願に当たっては、以下の書類をすべて準備し、郵送(必着)で提出してください。
- 入学志願票(大学所定様式)
- 志望理由書・活動報告書(大学所定様式)
- 調査書(高校発行の最新のもの)
- 資格・検定・活動・受賞歴などの証明書のコピー(該当者のみ)
- 総合的な探求の時間に関する活動の証明書類のコピー
- 業者テスト(模試)の成績結果コピー(直近1回分)
コピー類は返却されないため、写しを手元に保管しておくことを推奨します。
- 志望理由書・活動報告書の書き方
◆ 志望理由書(1,000字以内)
- 志望理由書で書くべきことは、下記のように昭和医科大学から示されています。
- 歯科医師を目指す理由
- 理想の歯科医師像
- 自分の性格と適性
- 総合型選抜入試を受験する理由
- 入学後に昭和医科大学に期待すること
これらを、句読点を含めて1000字以内で指定用紙に、パソコンで記述します。
ここで大切なのは、「自分が満足する志望理由書」ではなく、「昭和医科大学歯学部が満足する志望理由書」を書くことです。
書類審査を乗り越えるためにも、出来れば昭和医科大学歯学部がどういった志望理由書を求めているか、「昭和医科の本音」を分かっている人に見てもらうといいでしょう。
◆ 活動報告書
- 中学卒業以降の資格・検定・活動・受賞歴などを一覧形式で記載
- 各項目には証明資料のコピーを添付(できる限り客観的な証明を)
これも昭和医科大学歯学部指定の用紙にパソコンで記述します。
特に目立つ活動歴が無くても心配いりません。
昭和医科大学歯学部志望者に、誇れるような活動をしてきた人はいません。
- 試験内容と評価ポイント(模擬授業+理解度確認+面接)
書類審査に合格した受験生は、以下の選考ステップを受けます。
① 模擬授業(大学教員による)
- 歯学や医療に関連するテーマで、大学の先生が60分の模擬授業を実施
- 授業内容は受験生全員が同じもので、難解ではなく「理解力・関心・姿勢」が問われます
- 模擬授業を聞きながらノートを取ることは出来、試験後に回収されます。
② 理解度の確認(課題解答・小テスト形式)
- 模擬授業で扱った内容に関する50分の理解度確認テスト
- 記述式・短答式が混在することがあり、授業の聞き取り・要点整理力が評価されます
- まさしく、「昭和医科大学歯学部に入学後、歯学の専門教育について行けるか」を問う歯学部入試です。
重要なポイント:
- いわゆる学力ではなく、人の話をきちんと聞く姿勢、未知の話題も理解する力、応用する力、集中力を見ています。
- 昭和医科大学歯学部総合型選抜を受験するのであれば、歯科関連の講義を聞いて、その内容について答える練習を重ねれば大丈夫です。
- メルオンの昭和医科大学歯学部総合型選抜対策講座がお役に立てると思います。
③ 個人面接(10分)
- 志望理由書や活動報告書からの質問が多くなりますので、何を聞かれてもいいように準備して下さい。
- 模擬授業についても聞かれますので頭の中で模擬授業の内容を、復習をしておいてください。
- 面接で聞かれることは事前にほとんど分かりますので、しっかりとした準備が出来れば恐れることはありません。
質問例:
- 歯科医師を目指す理由でこう書いてあるけど、もう少し詳しく説明して
- 1年生は全員が4人部屋での寮生活になるが、大丈夫か?
- 寮生活で気の合わない人と同室になったら、どうする?
- 昭和医科大学を卒業した後のことは、どのように考えている?
- 模擬授業を受けて感じたことは?
- 合格のための準備と対策
志望理由書の完成度を高めよう
- 昭和医科大学歯学部のアドミッションポリシーを理解しておく。
- 求められていることは全て書く。
- 第三者(先生や塾の指導者など、出来れば歯学部受験に詳しい人)に見てもらい、客観的なアドバイスを得る
- 面接で聞かれるので、何を聞かれてもいいように準備(聞かれて困るようなことは、書かない)
模擬授業対策(基本姿勢)
- 普段から医療・歯学に関するニュースや本を読み、関心を高めておく
- 授業中の聞く姿勢・メモの取り方・集中力も重要
理解度確認対策
- 本番入試と同じように、歯科関連の模擬授業と確認テストでこの試験形式に慣れることが最重要です。
- 記憶を定着させるための、自分なりのノートの取り方を固める
- 記述式の解答形式にも慣れておいてください。
面接対策
- 志望理由書や活動報告書から何を聞かれてもいいように準備する
- 面接官に伝わる答えを準備する
- 毎年、聞かれることは変わらないのでしっかりとした準備を
- 出来れば、昭和医科大学歯学部の「本音」が分かっている人に指導してもらうと安心です。
- おわりに:あなたの可能性を形にする入試
昭和医科大学歯学部の総合型選抜は、学力試験では測れない「あなたの人間力」を見てくれる入試です。
学力試験はありませんので、学力に自信を持てなくても関係ありません。
模擬授業を真剣に受け、理解しようとする姿勢や、歯科医師に対する強い気持ち、歯学部入学後の熱意をしっかり言葉で伝えることができれば、合格のチャンスは十分にあります。
メルオンでは毎年、昭和医科大学歯学部総合型選抜に合格者を出していますが、「一般選抜は学力的に厳しいかも」という生徒がほとんどでしたが、入念な準備で合格をつかみ取っています。
出願書類は丁寧に準備し、当日は「あなたらしく」臨んでください。
きっと、いい結果が待っています