明日、１次試験が行われる東北医科薬科大学
医学部は、2016年4月開設の新しい医学部
です。

もともと、東北薬科大学という薬学部の単科
大学でしたが、東日本大震災で疲弊した東北
地方の医療を支えることを目的に2016年4
月に医学部が設置されました。

こういった経緯から、東北医科薬科大学医学
部の募集定員100名のうち、55名は東北各県
の修学資金枠となっています。東北医科薬科
大学医学部を受験するに際してはAとB、二
つの修学資金枠についての理解をしておいて
ください。

先に述べましたように、もともと薬学部の単
科大学からのスタートだったこともあって、
当初は医学部入試の問題レベルに戸惑いがあ
ったようです。

しかし、ここのところは問題そのものの難易
度、出題傾向ともに落ち着きを見せ私立医学
部入試として標準的とも言える出題内容とな
っています。

過去問を解く際には、16年度入試の問題は
参考程度にして18年度、19年度の問題に当
たってみてください。それが終わってから
17年度の問題を解くといいでしょう。

東北医科薬科大学医学部の英語で、文法関連
の問題は、よくある問題がほとんどですから
確実に点にしたいところです。長文問題は長
めの理系長文が出ますが、問いは定型化して
いますので、過去問を参考にして問いを意識
して読んでください。東北医科薬科大学医学
部の英語は7割が目標かと思います。

東北医科薬科大学医学部の数学は、大問3題
でマーク式です。時間を掛けてじっくり考え
落ち着いて計算をすると、かなり解けそうな
問題ではありますが、緊張する入試で70分
の試験時間となると、そう簡単ではないと感
じるかもしれません。「7割取れればいい」、
くらいの気持ちで問題を解くとかえっていい
と思います。完答ではなく「7割」を目標に
して解き始めるといいでしょう。

もともと薬学部の単科大学であったことから
「化学は難しいのでは？」と考えるかもしれ
ませんが、そうではありません。

どこかで見たことのある問題が中心ですから、
「当たり前の問題を当たり前に解く」ことを
意識してください。「解ける問題を正確に確実
に」です。

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