東京医科大学の1次試験は今週の土曜日、
2月1日（土）に行われます。1次試験に
先駆け、東京医科大学医学部の今年の志
願者数が発表されました。

東京医科大学医学部の2020年度一般入
試の志願者は、1,916名でした。前年の
志願者は966名でしたので倍増しました。

ただ気を付けなければならないのは、そ
もそもの募集人員です。

昨年の東京医科大学医学部一般入試の募
集人員は、わずか38名でした。これは、
過去の医学部入試で不適切な取扱いのた
め不合格とされていた受験生を再判定し、
合格基準に達していた受験生を追加合格
とした関係から、一般入試の募集人員を
減じていました。

今年の一般入試では以前の募集人員75名
に戻っています。昨年と今年で一般入試の
募集人員が異なっていますので、志願倍率
を見てみましょう。

昨年は、一般入試の募集人員38名に対し
志願者は966名で、志願倍率は25.4倍で
した。今年の一般入試は、募集人員75名
に対し志願者は1,916名で、志願倍率は
25.5倍となりました。

志願者は倍増しましたが、募集人員もほぼ
2倍となりましたので志願倍率は前年並み
となりました。

東京医科大学医学部に出願した皆さんは、
志願者数に惑わされることの無いように
してください。志願者が2倍になりまし
たが、それに伴い難易度が急上昇する、
ということは無いでしょう。

東京医科大学は、多くの医療人を養成し
てきた大変な伝統校です。昨年は、素晴
らしい新病院も完成しました。過去の医
学部入試の不正、不適切な取扱いでは社
会的に厳しい批判を浴びましたが、現在
は新しい理事長、学長を始め、大学全体
が過去の過ちを取り戻すべく、東京医科
大学の再興に力を入れています。

東京医科大学医学部を受験する皆さんは
東京医科大学への進学に向かって全力を
尽くしてください。

過去の医学部入試では残念なことがあり
ましたが、東京医科大学が医学を学ぶ場
として素晴らしい大学であることに、変
わりはありません。

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