11月に入ると医学部推薦入試、歯学部推薦入試がスタートします。
医学部推薦入試、歯学部推薦入試を受験予定の皆さんは、「推薦対策」で忙しいことだと思います。
医学部の推薦入試(学校推薦型選抜)、歯学部の推薦入試(学校推薦型選抜)での合格を目指して頑張っている受験生は多いと思いますが、そういった受験生を悩ませるのが「過去問が公表されていない」大学です。
例えば、医学部の推薦入試では珍しい「併願可」で昨年は348名が受験した関西医科大学一般枠推薦入試は過去問を公表していません。
入試要項には推薦入試の1次試験について、「小論文、適性能力検査(数理的問題・英文問題を含む)」としか記載されていません。
関西医科大学を目指す受験生としては、「適性能力検査ってどんな試験?どんな準備をすればいいの?」となるでしょう。
昨年まで推薦入試の過去問を公表していなかった東京医科大学では、今年になって昨年実施の推薦入試の過去問を公表しました。
受験生としては推薦対策の手掛かりが掴めたと思いますが、1年分では頼りない感じはするでしょう。
特に東京医科大学の推薦入試では、「英語小論文」が出題され、ここが合否を大きく左右しますので、1年分の過去問をやるだけでは物足りない思いをするでしょう。
歯学部では、大阪歯科大学は過去問を公表していますが、「5年分をやりたい」となった時には、古い過去問を手に入れるのは簡単ではないかもしれません。
東京歯科大学は推薦入試の過去問を公表していません。
オープンキャンパスでは、「過去の出題例」の紹介はありますが、「いつの出題なのか」は分からない上に1,2問の紹介では全貌をつかむのは難しいでしょう。
医学部推薦入試、歯学部推薦入試で志望校が過去問を公表していなければ、通っている高校や塾・予備校に「受験者報告」が残っていないかを確認してみて下さい。
もし、通っている高校や塾・予備校に「受験者報告」が無ければ医学部入試、歯学部入試に詳しい予備校に聞いてみるといいでしょう。
詳細には教えてくれないかもしれませんが、十分に役にたつ情報を得られると思います。
医学部推薦入試、歯学部推薦入試では、出題される問題に向かって的確な準備が出来るかどうか、が合否に大きく影響します。
出ない問題をやっている時間はありません。
出来る限り出題内容を知り、その問題を解くために必要なことに絞って勉強を進めてください。