早い高校なら夏休みは、もう終わっているかもしれません。
そうでなくても、間もなく夏休みは終わると思います。
浪人生も現役生も、夏休みが終わったらまずやってもらいたいことがあります。
医学部受験であっても、歯学部受験であっても、学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(AO入試)の受験について、「受ける、受けない」を含めて考えてください。
受けるのであれば、受験校を決める必要があります。
学校推薦型選抜(推薦入試)は、高校からの推薦が無いと受けられません。
医学部や歯学部の学校推薦型選抜を受けようと考えたなら、高校に「この大学の学校推薦型選抜を受けたい」と伝えることが欠かせません。
さらに「高校が推薦する人を決めるのはいつか」、「推薦がもらえそうか」、「希望者が複数いた場合、推薦者をどう決めるのか」、「浪人生は不利になるのか」も確認するといいでしょう。
「推薦が貰えそうか」については、はっきりとした答えは貰えないかもしれませんが、感触だけでも掴みたいところです。
「志望校の学校推薦入試を受けることが出来るかどうか」は、まだ分からない受験生が多いと思います。
受けられるかどうか分からないままであれば、推薦対策にも力が入らないかもしれませんが、高校が「推薦する」と決まれば、そこからはしっかりと推薦対策を進めて下さい。
学校推薦型選抜(推薦入試)の前には、総合型選抜(AO入試)があります。
学校推薦型選抜と総合型選抜の両方を受けることは原則的に可能ではありますが、高校に「両方、受けられるか」を確認してください。
ここは、高校によって判断が分かれます。
同じ大学の総合型選抜と学校推薦型選抜の両方を受けることが出来れば、両方受けることをおススメします。
岩手医科大学医学部や昭和大学歯学部などが総合型選抜と学校推薦型選抜の両方を実施しています。
よく聞かれるのが「総合型選抜で合格出来なかった場合、学校推薦型選抜を受けても無駄か」、「総合型選抜で合格出来なかった場合、この受験生はダメと判断されてしまわないか」です。
総合型選抜が上手く行かなかった受験生が同じ大学の学校推薦型選抜を受ければ、むしろ有利になります。
同じ大学・学部であっても、総合型と学校推薦型では、試験内容が異なります。
違う角度からの入学者選抜になります。
総合型に続いて学校推薦型を受けることで「どうしてもこの大学に入りたい」という強い意欲を示すことが出来ます。
このことは、間違いなく有利に働きます。
医学部入試にも歯学部入試にも、一般選抜前期と一般選抜後期があります。
「一般選抜前期で合格出来ないと、一般選抜後期を受けても無駄」と考える受験生はいないでしょう。
医学部入試も歯学部入試も、試験ごと試験成績を基に合否を判定します。
他の試験の成績は、関係ありません。
夏休みが終われば、学校推薦型選抜や総合型選抜について具体的に考えてみてください。