私立歯学部受験には一般選抜(一般入試)、共通
テスト利用入試、学校推薦型選抜(推薦入試)、
総合型選抜(AO入試)と、様々な歯学部入試が
あります。
一般的に大学入試の本番は、一般選抜(一般入試)
と考えられていますが、私立歯学部受験に限って
言えば、学校推薦型選抜(推薦入試)が本番と考
えていいと思います。
私立医学部受験では、推薦入試を行わない大学も
少なくありませんが、私立歯学部受験では全ての
私立歯学部で推薦入試を行っています。
また、私立歯学部人気校の推薦入試を見ると、東京
歯科大学が募集人員約50名、日本歯科大学生命歯
学部が募集人員約40名、大阪歯科大学が募集人員
約45名、昭和大学歯学部が募集人員32名と非常
に多くの募集人員で推薦入試を行っています。
さらに、実際の合格者は募集人員を超えています。
2023年度入試の結果については各大学、まだ発
表されていませんが、2022年度入試推薦入試の
合格者は、東京歯科大学が約50名の募集人員に対
し合格者64名、募集人員約40名の日本歯科大学
生命歯学部の合格者は、募集人員を35名も超える
75名でした。大阪歯科大学も募集人員約45名に
対し、合格者は57名でした。
このように、私立歯学部受験では推薦入試で歯学部進
学を決める受験生が多く、大学側も推薦入試で優秀な
入学者を確保しようとしています。
私立歯学部の推薦入試は過去問が公表されていないこ
とも多く、的確な「歯学部推薦対策」が出来ていない
受験生も多くいます。一般入試とは出題傾向が異なっ
ている場合も少なくありませんが、的確な「推薦対策」
が出来れば合格の可能性は高まります。
オンライン個別指導メルオンの生徒は歯学部の推薦入
試で、東京歯科大学4名、日本歯科大学生命歯学部2
名、大阪歯科大学2名、日本大学歯学部1名、神奈川
歯科大学1名の合計10名が歯学部推薦入試に合格し
ました。歯学部推薦入試で合格することが出来なかっ
た生徒は、東京歯科大学推薦入試を受験した1名だけ
でした。
全員合格と行かなかったのは残念ですが、適切な「歯
学部推薦対策」が出来ていた、と思います。
私立歯学部受験で合格を目指す受験生の皆さんは、
まず学校推薦型選抜(推薦入試)での合格を考えて、
そのための勉強を進めて下さい。