歯学部入試

歯学部の学校推薦型選抜(推薦入試)が近づいて来ましので、私立歯学部推薦入試(学校推薦型選抜)に関するご相談が多くなっています。

多くの方のご相談を受けていると「進学校の生徒の皆さんは、私立歯学部受験では苦戦するだろう」と思わされます。

 

昨日、オンラインでご相談に乗らせて頂いた私立歯学部志望の高校3年生の方も、進学校に在籍される方でした。

その方の高校は、「生徒には国公立大学を目指させる」高校だそうですが、一般的に進学校と言われる高校には、全国的にそういった傾向があります。

国公立大学の合格実績を先生たちも求めます。

 

国公立大学の入試に対応できるようにするため、「高校の授業では難しいことまで教える」、とのことでした。

また、「理系クラスは全員が数学ⅢCまで習う」とのことでした。

 

こういったことは、この高校に限ったことではなく進学校と言われる高校は、どの高校も同じような指導をしていると思います。

 

昨日のご相談者は、昭和大学歯学部の推薦入試を受ける予定にしています。

そうなると数学の出題範囲は、「データの分析を除く数学1」のみとなります。

しかし、高校では数学ⅢCをやっています。

毎日、自分が受ける歯学部入試では出ないことをやっています。

2年生の時も同様です。

 

高校から渡されている数学の副教材は「青チャート」とのことでした。

これも、私立歯学部受験には過大な問題集になります。

 

理科も、昭和大学歯学部推薦入試の出題範囲は「基礎」になり、1年生の時に終えています。

 

今、高校でやっている授業は、昭和大学歯学部学校推薦型選抜では「出ない」ことをやっていることになります。

また、恐らく「共通テスト対策」も入ってくるでしょう。

 

高校の授業を無視するわけにも行きませんし、高校の定期テスト対策も必要でしょう。

高校の授業とは別に自分で志望校対策を進める必要がありますが、時間的には厳しいでしょう。

 

最近、こういう話を聞くことが多く「進学校の生徒は私立歯学部受験で苦戦するのも当然」とも感じます。

 

こういった私立歯学部受験を目指す高校生の皆さんは、時間の使いかたが志望校合格への大きなポイントとなります。

限られた時間で効果的な勉強を進めることが欠かせません。

そのためには、「志望する私立歯学部の入試で出ること」に集中したいところです。

 

昭和大学歯学部の学校推薦型選抜は、過去問が公表されていますので3年分見れば、大体の傾向はつかめて、「自分がやるべきこと」も分かるでしょう。

ただ、昭和大学歯学部学校推薦型選抜の過去問は、問題だけが公表されていて解答がありません。

メルオンでは解答を作っていますが、メルオン生でなくても高校や塾・予備校の先生に答えを聞くといいでしょう。

 

大阪歯科大学は歯学部推薦入試の過去問と解答を公表していますが、昨年のものだけになります。

高校や塾・予備校で古い過去問と解答を持っていることもあると思いますので、出来れば3年分は見ておいて、自分がやるべきことを明確化してください。

もちろん、メルオンでは古い大阪歯科大学推薦入試の過去問と解答を持っていて、それを基に大阪歯科大学推薦入試対策講座を行っています。

 

東京歯科大学や日本歯科大学では学校推薦型選抜の過去問を公表していませんが、

これも実際に受験した生徒たちからの「受験者報告」があれば、十分に把握できますので、「受験者報告」を探してください。

受験者報告などを基にした、東京歯科大学や日本歯科大学推薦入試のガイダンス動画を公開していますので、よろしければメルオンサイトの「歯学部推薦入試対策講座」のページでご覧ください。

 

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