医学部入試

ほとんどの私立医学部の学校推薦型選抜(推薦
入試)は、合格した際には必ず入学することが
条件の専願制です。

私立医学部の学校推薦型選抜に合格すると、国公
立医学部は受験できないことになります。私立医
学部でも第一志望校が学校推薦型選抜を行ってい
ないと、他の医学部の推薦に合格した場合、第一
志望校の受験が出来なくなります。

このことから、医学部受験生の中には学校推薦型
選抜(推薦入試)の受験をためらう受験生がいま
す。

しかし、ほとんどの私立医学部学校推薦型選抜が
専願制の中、近畿大学医学部と関西医科大学医学
部の推薦入試は、合格しても入学辞退をすること
が可能です。

医学部一般選抜の受験前に医学部進学を決めてお
くことが出来ますので、国公立大学医学部や他の
私立医学部を第一志望とする受験生も受けやすい
学校推薦型選抜です。

昨年の私立医学部推薦入試の志願者数で100人を
超える大学は無い中、近畿大学医学部推薦入試の
志願者数は635人で断トツ1位の志願者数でし
た。専願制を取らない近畿大学医学部の人気の高
さが分かります。

今年から関西医科大学でも推薦合格者の入学辞退
を認めることにしましたので、近畿大学医学部と
関西医科大学の志願者数がどうなるか注目です。

さて、近畿大学医学部の推薦入試は11月22日に
行われますが、このうち英語の試験は同日に行わ
れる生物理工学部や工学部などと同じ問題が出題
されることが判明しました。特に近畿大学から発
表はありませんが、大学に確認しましたので間違
いありません。

他学部と同一問題となると、問題そのものがかな
り易しくなることが予想されます。以前、一般入
試後期の問題が他学部と同一問題であった時期が
ありましたが、医学部受験生に合わせるのではな
く、他学部の受験生に問題レベルを合わせていま
したので医学部受験生としては「易しい」問題で
した。

今年の推薦入試の英語もかなり易しくなることが
予想されます。

なお数学、理科に関しては、これまでどおり医学
部独自問題とのことです。

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