医学部入試

医学部の地域枠はチャンスが大きい医学部入試

医学部入試には、特に卒業後の制限が付かない一般
枠と卒業後に制限が付く地域枠があります。地域枠
は、医師不足の地域の医療を支えるために作られま
したので、卒業後の制限が付きます。

また、地域枠で医学部に入学すると各自治体から修
学資金の貸与があります。貸与額は大学、自治体に
よって様々ですが私立医学部入学後の経済的負担は
かなり軽減されます。義務年限が過ぎると貸与され
た修学資金の返還は免除されます。

一般枠と地域枠の難易度ですが、一般枠に比べ地域
枠の方が、難易度が低くなることが一般的です。

学力に自信のある医学部受験生ほど、医学部卒業後
の進路について制限を嫌います。医師国家試験に合
格し医師になって、「医師不足の地域で医療を行い
たい」と思えば、そういった地域で医師として働け
ばよく、「多様な患者を診て腕を磨きたい」と都市部
の病院で働いくことも選択できる一般枠での入学を
希望する学力上位の受験生は多くなります。

昭和大学医学部では、今年の医学部一般選抜1期で
一般枠の他に新潟県地域枠と静岡県地域枠も募集し
ました。

医学部一般選抜1期の入試結果を見ると、1次試験
の合格最低点は一般枠が400点満点中、247点なの
に対し、新潟県地域枠は201点、静岡県地域枠は
203点と、一般枠と地域枠では40点以上の大きな
差が出ています。

全ての地域枠が、「こうだ」とは言えませんが一般
論として「医学部地域枠は一般枠に比べ難易度は
下がる」と言っていいでしょう。厳しい医学部入試
の中で地域枠は、一般枠に比べれば「チャンスの大
きい医学部入試」と言えると思います。

医学部の地域枠については、さらに続きます。

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