医学部入試

医学部受験、歯学部受験で最も大切な目標は、「合格最低点は確実に取れる」

 

目次

 

1.医学部、歯学部合格のために絶対に必要なのは「合格最低点」

2.医学部、歯学部合格に向け、まずは基本問題を固める

3.標準問題が医学部、歯学部の合否を分ける

テストが返却されたら、やるべきこと

 

 

  • 医学部、歯学部合格のために絶対に必要なのは「合格最低点」

 

医学部受験、歯学部受験に向けて日々努力を積み重ねている受験生の皆さんは、どのような目標を持って受験勉強を続けていますか?

「医学部に合格する」、「あの大学の歯学部に合格する」というような目標の受験生が多いのではないでしょうか?

 

「その目標はダメ」とは言いませんが、もう少し目標を絞り込みましょう。

 

医学部受験や歯学部受験で合格するために、どうしても必要なのが、「合格最低点」です。

医学部も歯学部も、大学によって合格最低点は違います。

私立医学部で言えば、東京慈恵会医科大学のように合格最低点が「5割」の大学もあれば、問題が易しめと言われる帝京大学医学部や福岡大学医学部のように合格最低点が「ほぼ7割」の大学もあります。

 

私立歯学部では、東京歯科大学は合格最低点を公表していませんが、日本大学歯学部はA方式もN方式も「6割弱」で、昭和大学歯学部や大阪歯科大学の合格最低点は、「ほぼ7割」です。

 

医学部入試も歯学部入試も問題そのものの難易度の違いがありますが、「7割取れれば合格」

と言えそうです。

 

2.医学部、歯学部合格に向け、まずは基本問題を固める

 

医学部入試でも歯学部入試でも、「合格最低点を取る」、「7割取る」ために絶対に欠かせないのが、「基本問題は必ず解ける」ことです。

医学部でも歯学部でも、「合格者なら当たり前に解く」問題を落としていては、合格は覚束ないでしょう。

 

医学部受験でも歯学部受験でも最も大切な目標は、「合格最低点は確実に取れる」です。

この目標を達成するためにはまず、「基本問題は絶対に落とさない」学力を身に付けることです。

 

模試で言えば、60%以上の受験生が解いた問題です。

模試の設問ごとの正答率を見れば、「確実に解かなければならない問題」が分かります。

 

3.標準問題が医学部、歯学部の合否を分ける

 

 

実際の医学部入試、歯学部入試は基本問題ばかりが出題されるわけではありません。

「基本問題」の他に、「標準問題」、「難問」も出題されます。

 

「基本問題」が固まれば、次は「標準問題」です。

この「標準問題」をどれだけ解けるかが合否を分けます。

「難問」は、ほとんどの受験生が解けませんので合否に影響しません。

 

「標準問題」とは医学部の場合、模試の受験生全体の正答率が40%から60%の問題と考えてください。

歯学部では、模試の全受験生の正答率が50%から60%の問題と考えてください。

 

「医学部受験は難しい」、「歯学部受験は簡単ではない」という意識が強すぎると、必要以上に難しいこともやろうとしてしまいます。

医学部受験生、歯学部受験生を見ていると、「それはやらなくていい」というものまで取り組んでいる受験生を非常に多く見ます。

時間は限られていますので、「合格するために必要なこと」に絞っての勉強を意識してください。

「やらなくていいこと」に時間を取られ、「合格のために必要なこと」をやる時間が少なくなり結局、志望校に合格出来ない受験生が多くいます。

 

私立医学部入試、私立歯学部入試では、単に「解ける」だけでなく合格するためには「スピード」も必要です。

ただし、ここで注意しなければならないのは、「早く解いても間違っていては意味が無い」

ということです。

 

毎日の勉強の中で「早く解く練習」も必要ではありますが、その前に「正確に解く」ことが

優先です。

「正確に解く」ことが出来るようになれば、次に「早く正確に解く」を目指してください。

これは、「自分の手で何度も解く」ことで養われて行きます。

 

4.テストが返却されたら、やるべきこと

 

模試などのテストが返却されたら、手が付かなかった問題は後回しです。

設問ごとの全受験生の正答率を見て、正答率の高い問題こそきっちりとやり直して下さい。

 

また、計算ミスなどのいわゆる「ケアレスミス」は、「落ち着いてやれば出来る」で済まさないことが大切です。

ケアレスミスを軽く考えていると、いつまでたっても同じようなミスをしてしまいます。

「なぜ、こんなミスをしてしまったのか」を振り返ることを忘れないで下さい。