医学部入試

獨協医科大学が医学部一般選抜で、前期に加え後期も実施することになりました。

獨協医科大学は、長く医学部一般入試を栃木県下都賀郡の獨協医科大学キャンパスでのみ行って来ました。

獨協医科大学医学部一般入試(一般選抜)を受験するには、試験前日には栃木県に入っている必要があり、「受けにくい」医学部入試でした。

 

しかし、2019年度入試から獨協医科大学キャンパスに加えて東京にも試験会場を設置し、多くの受験生を集める方向に舵を切りました。

 

さらに、2021年度入試からは一般選抜の1次試験日を2日間設けました。

獨協医科大学は受験生の利便を考え東京にも試験会場を設け、1次試験日も2日間設定し、より多くの医学部受験生の受験を促してきました。

 

そして、さらに一般選抜後期試験も実施することになりました。

獨協医科大学の、「より良き学生を入学させたい」という意欲が感じられます。

 

新たに実施される獨協医科大学一般後期の募集人員は10名で、1次試験は来年2月27日(火)に行われます。

医学部受験生が気を付けなければならないのは、「獨協医科大学の後期の試験会場は宇都宮になる」ということです。

一般選抜後期の試験会場は、宇都宮駅近くのライトキューブ宇都宮会場1カ所になります。

東京試験会場はありませんので、注意してください。

 

なお、一般選抜前期の試験会場は、五反田TOCの東京会場のみになります。

 

獨協医科大学が募集人員10名で、一般選抜後期を新規に実施することにより一般選抜前期の募集人員は5名減の52名になります。

また、共通テスト利用入試の募集人員も10名から5名に、5名減となります。

 

その共通テスト利用入試ですが、試験科目に変更があります。

これまでは英語、数学、理科でしたが、来年度入試から国語(近代以降の文章)が加わります。

 

獨協医科大学の入試担当者に、国語を加える理由をお聞きしました。「医者には国語力が必要だと考えているが、最近は国語力に不安を感じる学生がいるので小論文に加えて国語も課すことにした」とのことでした。

 

東京慈恵会医科大学も同じような理由で、医学部入試の小論文の字数を大幅に増やしています。

 

獨協医科大学では、医学部再受験生を対象とした総合型選抜(AO入試)を行っていますが、2次試験で課されていた、「ワークショップ」を「プレゼンテーション」に変更します。

獨協医科大学のプレゼンテーションは、事前課題と当日課題の2つの課題を与えられます。

 

昨年の獨協医科大学AO入試の合格者は1名でしたが、その1名はメルオンの生徒でした。