来年4月の医学部入学、歯学部入学に向けて、受験生の皆さんは気持ちも新たに張り切っていると思います。
頑張るのはいいのですが、長い時間ひたすら勉強を続けることは、けして効率のいい勉強法とは言えません。
長時間に渡って勉強を続けていると、普通は集中力が落ちて来ます。
ただ勉強を続けているだけで、頭には入っていない状況になりがちです。
こうならないために、適度な休憩が必要になります。
一口に「休憩」と言っても、上手に休憩を取ることは簡単ではありません。
休憩は、いったん頭を休めるために行うもので、もう一度勉強への集中力を高めるために行うものです。
そのはずですが、休憩から勉強に戻ることなくいつの間にか「勉強終了」になることは、多くの受験生によくあることです。
10分か15分の休憩、気分転換のはずが1時間も2時間もの休憩、あるいは休憩からそのまま「睡眠」になってしまったことは、多くの受験生が経験しているのではないでしょうか?
医学部受験、歯学部受験に向けてしっかり勉強するはずが、そうならないことは少なくないでしょう。
では、どうすれば、「上手な休憩」を取ることが出来るのでしょうか?
1つは、自分で休憩のルールを作ることです。
「休憩に入るときには必ずタイマーをセットする」「自室での勉強だと、マンガやスマホなど休憩時に気になるものが多いので、気になるものは自室に持ち込まない」、「スマホゲームは止まらなくなるので、アンインストールする」などです。
こういったルールを実行するためには、家族に協力してもらうのもいいでしょう。
「勉強を始める前に、必ず家族にスマホを預ける」などです。
「そもそも自室で勉強していると甘えが出てしまうので、勉強は自習室や図書館で行う」というのも、いいでしょう。
休憩がダラダラ長くなるのを防ぐことは、気持ちや根性で解決するのはなかなか難しいものがあります。
そうであれば、休憩から勉強に戻ることの邪魔になるものを把握して、それを遠ざけるように考えてください。
徐々にでもいいので、休憩から勉強に戻る際に「何かが邪魔をした」と感じた時に、それを遠ざけることを考えてください。