高校生の皆さんは、期末テストの勉強に忙しい人
が多いと思います。期末テストでは出題範囲も決
まっていますが、医学部受験・歯学部受験では、
そうは行きません。
医学部受験、歯学部受験に向けての勉強で大切な
ことは、「どこまでやればいいのか」です。
受験勉強は、志望校に合格するためにやります。
志望校の入試で満点を取ることが目標ではなく、
志望校の入試で合格点を取ることが目標です。
もちろん、「満点を狙ってはいけない」ということ
ではありませんが、現実的には「満点ではなく合
格点」です。「どんな問題でも解ける」を目指す心
意気はいいのですが現実的ではありませんし、や
るべきことが多過ぎることになってしまいます。
そこで重要なのが、「志望校で合格点を取るため
には、どこまでやればいいのか」という意識を持
つことです。
同級生が赤チャートをやっていると自分もやらな
ければならないような気になるものですが、自分
が志望校の入試で合格点を取るために、「赤チャ
ートは本当に必要なのか」を考えてください。
受験勉強に使える時間は限られています。限られ
た時間を最大限有効に使うために「どこまでやれ
ばいいのか」を考えてください。
私立医学部、私立歯学部の受験を考えている場合、
国公立医学部受験や国公立歯学部受験とは、やる
べきことが大きく違います。国公立志望者に引き
ずられることのないように注意してください。
特に私立歯学部受験を考えている皆さんは、教え
る側が私立歯学部受験を理解しないで指導してい
ることがよくありますので、自分でも「どこまで
やればいいのか」を注意していてください。