2023年度私立医学部一般選抜最後の合格発表で
ある、日本大学医学部N方式2期の合格発表が行わ
れました。
募集人員15名の医学部入試ですが、受験者が自分
で合否を確認する方式ですから合格者数は分かって
いません。昨年の正規合格者は募集人員と同じ15
名でした。
日本大学医学部のN方式入試は、通常の医学部入試
(一般A方式)と並行して少し前から行われていま
した。これが昨年から「医学部入試(A方式)」を廃
し、一般選抜は他学部と同一問題を使うN方式に集
約されました。
これまで、通常の「医学部入試」と並行して行われ
ていた時は、医学部入試(一般A方式)の募集人員
は97名、N方式の募集人員は10名でした。
これが、昨年からN方式1期と2期にし、募集人員
はN方式1期90名、N方式2期15名としました。
日本大学医学部のN方式は昨年から本格的に始まっ
たわけですが、昨年のN方式1期では補欠者143
名に対し繰り上げ合格者は136名と、補欠者のほ
とんどが、繰り上げ合格となりました。
これの影響か、今年のN方式1期の補欠者は200
名以上出しています。日本大学医学部としてもN方
式になって、どのくらい入学辞退者が出るのか、迷
いがあるように思います。
ちなみに、今年の日本大学医学部N方式2期の志願
者は前年を271名下回り、志願者数は前年の76.2%
でした。
これは、1次試験日が埼玉医科大学医学部後期、
昭和大学医学部選抜Ⅱ期、関西医科大学医学部
後期と重なったことが大きな要因です。