医学部入試

医学部受験や歯学部受験で「データの分析」は、どう考えたらいい?

数学Ⅰで学ぶ分野の1つに、「データの分析」があります。ほとんどの医学部、
歯学部で「データの分析」は出題範囲に入っています。受験生としては、どこまで
力を入れるのか悩むと思います。

私立医学部一般選抜で、「データの分析」が出題範囲に入っていない大学は、北里大学
医学部ただ1校です。

私立歯学部では、これまで「データの分析」が出題範囲に入っていなかった東京歯科大学が、来年の一般選抜から「データの分析」も出題範囲としました。これにより、私立歯学部
一般選抜で、「データの分析」が出題範囲に入っていない大学は、昭和大学ただ1校となりました。

こう見てくると医学部受験、歯学部受験に向けて「データの分析」は、しっかりやって
おかなければならないように思えます。

しかし、本当にそうでしょうか?

「出題範囲に入っている」ことと「実際に出題される」ことは全く別のことです。
数学1の「データの分析」は、出題範囲に入っていても医学部受験、歯学部受験で出題されることは稀です。大問で出題されることは、まず無いと考えていいでしょう。出題されるとしても、小問集合の中で小問の1題として出題されるくらいです。

そうであれば医学部受験生、歯学部受験生の皆さんは、「データの分析」に他の分野と
同じように力を入れる必要は無いでしょう。「出ない問題」は、後回しでもいいと思います。

受験生の皆さんは一度、志望校の過去問で「データの分析」が出題されているか、
確認するといいと思います。

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