多くの受験生の皆さんの夏休みは、残り2週間になったのではないでしょうか?
私は北海道の高校でしたので夏休みは短く、その分冬休みが長くなっていましたが多くの受験生の皆さんの夏休みは、あと2週間あると思います。
この2週間は医学部受験、歯学部受験にとって非常に重要です。
「夏は受験の天王山」とも言われるように、夏休み期間の勉強は医学部受験、歯学部受験に向け重要です。
世の中は、お盆休みのようで私が通勤に使う電車は空いています。
一方、受験生の皆さんはお盆休みに関係なく頑張っていると思います。
しかし、ここからの最後の2週間の使い方を間違えるとせっかくの頑張りも効果が十分ではなくなってしまいます。
では、「残り2週間の勉強でやらなければならないこと」とは、何でしょうか?
それは、「夏休み期間に勉強したことの確認・復習」です。
受験生の皆さんは、先へ先へと思うでしょう。
しかし、せっかく頑張ってやっても「自分のもの」になっていなければ、やっていないのと変わりません。
「やったのに、どうだったっけ?」とならないためには、確認・復習が欠かせません。
では、ここから2週間の確認・復習は、どうやればいいのでしょうか?
まずは、確認・復習の時間を決めることです。
毎日、2時間程度を確認・復習の時間にあてて下さい。
そして、確認・復習の時間に、「夏にやったこと」が自分のものになっているかの確認をします。
具体的には、夏休みにやった教材をもう一度、見直します。
その時に、そこで学んだことがスッと浮かんでくればOKです。
数学や化学なら、問題を見て問題を解く方針が浮かべばOKとしてください。
ところが、問題を見てもどう解けばいいのか分からないようであれば、その問題はやり直しです。
ただ、時間がありませんので思い出すまで頑張って解く必要はありません。
すぐに解き方が浮かばなければ、答えを見て下さい。
一度やったことですから「ああ、こうやるんだった」と分かれば、そこから自分の手で解きなおしてください。
ここでは、答えを見て満足してはいけません。
必ず、自分の手で解きなおします。
そうすることで、自分のものにすることが出来ます。
夏にやった教材には、線が引いてあったり書き込みがあったりするでしょう。
そこは、「なぜ、そこに線を引いたのか」、「書き込んだことを覚えているか」をしっかりと確認してください。
頑張ってやったことも、忘れてしまうことは少なくありません。
やったことを、自分のものにするためには、確認・復習で繰り返すしかありません。
どんどん新しいことをやりたいでしょうが、確認・復習も忘れないでください。