現在の高校2年生と高校1年生は、新学習指導要領いわゆる「新課程」で学んでいます。
現在の高校2年生が大学受験をする、2025年度入試からは「新課程」での入試となります。
医学部入試も歯学部入試も2025年度入試からは、「新課程」での入試となります。
例えば、今の高校3年生が学んでいる数学は、数学1,Ⅱ,Ⅲ,A,Bですが新課程では、現在は無い数学Cが入っています。
国語も現在の必須は「国語総合」ですが、これが新課程では、必須は「現代の国語」と「言語文化」となります。
他の教科でも変化があります。
こうやって見てくると、高校3年生も浪人生も2年後の2025年度入試に不安を覚えるでしょう。
現在の高校2年生も1年生も、「どのような入試になるのか?」とやはり不安を感じているようです。
特に高校3年生や浪人生は、来年4月入学生を選抜する2024年度入試で思うような結果が出ないとき、「どうなるんだろう?」と不安を抱えていると思います。
2025年度入試に対する不安から、これから行われる2024年度入試で受験を終わらせる動きが顕著に出てくると思われます。
しかし、2025年度入試を恐れる必要はありません。
学習指導要領が変更される時には医学部入試も歯学部入試も、いきなり新課程に全面的に移行するわけではありません。
大学入試全体で必ず、「移行措置」が取られます。
「移行措置」では、旧課程で学んだ受験生が不利にならないような配慮が行われます。
例えば、新課程の問題を出題する時には、併せて旧課程の問題も出題し選択できるように配慮されます。
ですから、仮に2024年度入試が上手く行かなくても「経過措置」がありますので不安に思う必要はありません。
2024年度入試が終る来年4月以降には、新課程での入試問題例も多く見られるようになります。
高校2年生、高校1年生の皆さんも、高校での勉強を粛々と進めてください。