医学部入試

日本大学が揺れています。

日本大学アメリカンフットボール部の部員が大麻などを所持したとして警察に逮捕されましたが、この事件に対する大学の対応に第三者委員会は厳しい評価を下しました。

理事長や学長、副学長の大学幹部の、一連の対応は全く不適切だった、としています。

 

今回の事件に関連して、アメリカンフットボール部の寮に警察の捜査が入った時などにも、報道各社が日大アメリカンフットボール部の寮に集まり大きく報道されました。

また、理事長、学長、副学長の記者会見にもマスコミ各社が集まり、世間の関心の高さがうかがえました。

一つには、前理事長の脱税事件を受けて、著名人が理事長に就任したことも世間の関心の高さに繋がっていると思います。

 

現在の、世間の日本大学を見る目は厳しいと言わざるを得ません。

 

2028年の、日本大学と関西学院大学のアメリカンフットボールの試合でのスポーツマンシップに反するタックル問題が発覚した時は、日本大学の志願者は大学全体として大きく減らしました。

 

今回も同じアメリカンフットボール部が関係する事件ですが、前回のタックル問題に比べ

社会的な反響は、今回の方がはるかに大きいでしょう。

 

こういった状況の中、受験生はどう動くのでしょうか?

 

日本大学は15学部を有する日本で一番学生数の多い大学で、その中には医学部、歯学部、松戸歯学部もあります。

 

私は、日本大学医学部入試、歯学部入試、松戸歯学部入試の志願者数は、「今回の事件の影響をほとんど受けない」と考えています。

 

2018年の、意図的に行われた反則タックル発覚の時は、日本大学全体としては志願者を減らしたものの医学部入試、歯学部入試、松戸歯学部入試では、影響を感じさせませんでした。

今回も、受験生は「アメリカンフットボール部と大学幹部の問題」と捉えていると思います。

 

医学部や歯学部、松戸歯学部に問題があったわけではありませんし、医学部志望者や歯学部志望者の中に、体育会の運動部に入ろうと考えている受験生は一人もいないでしょう。

医学部や歯学部の部活は他学部とは別に、学部独自で行われますので、他学部と一緒に行うわけではありません。

 

日本大学医学部、歯学部、松戸歯学部に在籍している学生は、同じ日大の話であっても「自分たちからは遠い話」と感じていると思います。

 

こういったことから、日本大学全体のイメージは間違いなく下がってはいますが、医学部入試、歯学部入試、松戸歯学部の入試には、ほとんど影響しないと考えていいと思います。