医学部入試

医学部や歯学部の出願は、早いことに意味はありません。

医学部の推薦入試、歯学部の推薦入試、また一部のAO入試の出願も11月に入り受付開始となりました。

 

中学受験では、早い受験番号をもらうため母親が出願受付初日に、校門に並ぶということも

ありました。

都市伝説として「早い受験番号は有利」と言うものがあるようです。

 

「受験番号が早いと、入学への熱意が伝えられて有利」ということのようです。

 

中学受験で、「本当に早い受験番号が有利かどうか」、は分かりませんが、私立医学部入試や私立歯学部入試で早い受験番号に意味はありません。

 

医学部入試や歯学部入試で何より大切なことは「入学後の勉強について行けるか」です。

「明確な目的意識を持っているか」などが重視されます。

自分自身が「医師(歯科医師)になる」という強い目的意識を持っていなければ、入学後の厳しい勉強について行けるか不安が残ります。

 

受験生の本質を見極めようとします。

 

以前、ある大学の方から「出願受付初日より早く出願書類が届くことがあるけど、本当に迷惑だ」と話していました。

「出願受け付け初日以降でないと、受付処理が出来ない。封を切ることが出来ないので保管しておくが、余計な手間がかかる」と話していました。

 

何より、出願を急ぐあまり出願書類にミスがあったり、必要書類の入れ忘れがあると大変です。

 

私の経験上、グループ討論がある大学では早い受験番号はオススメしません。

例えば、東京女子医科大学の推薦入試(学校推薦型選抜)では、小グループ討論もありますが、早い受験番号の受験生の中には、意欲が空回りしてグループ討論を壊してしまうことがあります。

 

こういう受験生と一緒のグループになった受験生はかわいそうです。

意欲が空回りする受験生が一人で話しまくり、グループ討論が成り立たなければ

他の受験生も高い評価はもらえないでしょう。

 

医学部入試、歯学部入試の出願は、遅い方がいいとは思いませんが、無理に急ぐ必要もありません。