土曜日、日曜日に医学部入試や歯学部入試を受けた生徒達から報告が来ています。
その中で、11月18日(土)に行われた金沢医科大学AO入試を受けた生徒から、「今年は、332人も受けていて受かる気がしない」と報告がありました。
確かに、受験生に試験教室を知らせる掲示には「9001から9332」までの受験番号が書かれています。
去年の金沢医科大学AO入試の志願者は222人でしたので、110人も志願者が増えたように思えます。
しかし、掲示された受験番号をよく見ると、「9001から9228」と「9301から
9332」に分かれています。
土曜日に金沢医科大学で行われた医学部入試は、AO入試だけではありません。
卒業生子女入試も行われています。
推薦入試も行われていますが、これはAO入試と受験番号がはっきりと分かれていますので戸惑うことは無いでしょう。
受験番号の9001から9228まではAO入試受験者の受験番号、9301から9332の受験番号は卒業生子女入試受験者の受験番号だと考えていいでしょう。
昨年の志願者数はAO入試が222人、卒業生子女入試が37人でした。
今年の受験番号を見ると、AO入試の志願者は昨年より6人多い228人、卒業生子女入試は昨年より5人少ない32人で間違いないでしょう。
「受かる気がしない」と言っていた生徒に受験番号について説明したところ「そうだったんだ」とほっとした表情を見せてくれました。
「100人以上志願者が増えた」、と勘違いしている受験生や保護者の方も少なく無さそうです。
金沢医科大学AO入試の志願者は昨年に比べ6人多いだけです。
昨年の金沢医科大学AO入試の1次試験合格者は75人でした。
おおよそ、受験者の3人に1人が1次試験合格となる計算です。
1次試験合格者は22日(水)に発表され、12月3日(日)に2次試験が行われます。
昨年の2次試験合格者は18名でしたが、今年は募集人員が1名増となっていますので、ひょっとしたら2次試験合格者が増えるかもしれません。
ちなみに、東京女子医科大学の公募推薦入試の受験者は66名で、昨年より2名少ない受験者数でした。
昨年の東京女子医科大学推薦入試では、39名が合格しています。
今年も40名程度の合格者だと思われます。
東京女子医科大学公募推薦入試の合格発表は12月1日(金)になります。
金沢医科大学と東京女子医科大学の志願者数を見ると、私立医学部入試全体の志願者は昨年並みになりそうだ、と考えて良さそうです。