明日は杏林大学医学部の1次試験日で志願者は3千人に迫る2975名でした。
一般選抜の募集人員は89名ですので、志願倍率は33.4倍となります。
杏林大学医学部が私立医学部入試の中でも志願者が多い理由として、まず「寄付金が無い」ということが挙げられます。
また、偏差値で表される入試難易度は私立医学部全体の中で中位とされ、学力上位の受験生も基本が固まり切っていない受験生も、「誰もが受けようと考える」ことが挙げられます。
既に1次試験を終えた愛知医科大学、国際医療福祉大学医学部、岩手医科大学医学部はいずれの大学も東京会場だけでなく、大阪などにも会場を設けていました。
しかし、杏林大学医学部は東京会場のみになります。
その東京会場は、新宿、日本橋、三鷹の3か所に分かれます。
受験票に自分の試験会場が書かれていますので、必ず確認してください。
杏林大学医学部の試験は10時半の理科から始まります。
遅めの試験開始時間は受験生のことを考慮してのことだと思います。
杏林大学医学部の化学は、基本問題が中心になります。
それだけに、つまらないミスは絶対に避けなければなりません。
基本問題中心と言っても、満点が必要なわけではありません。
当然、難しめの問題も入っています。
理科は2科目で100分、1科目50分の計算になり時間との勝負になります。
焦ることなく、「試験時間内で、解ける問題を確実に解く」ことを心掛けて下さい。
杏林大学医学部の数学は今年から試験時間が10分伸び、70分になります。
「試験時間が10分伸びる」、ということは「問題が難しくなる」または、「問題が増える」ということが考えられます。
これまでは大問3題と決まっていましたが、ひょっとしたら小問集合が増えて4題になるかもしれません。
また、大問3は毎年、問題数が多かったのですが大問1や2も問題数が増えるかもしれません。
いずれにしても、過去問と違っていると思いますので「過去問は解けたのに、本番では上手く行かない」と焦らないでください。
試験時間の10分延長に「気づいているか、いないか」は、結果に影響を与えそうです。
杏林大学医学部の英語は大問4題で試験時間60分と、短い試験時間での戦いとなります。
短文完成、語句整序、文整序は手際よく解いて行きたいところです。
長文問題を含めて、試験時間60分で解き切れる量の問題ですので、先を急いでのケアレスミスには注意してください。
杏林大学医学部入試の解答は全科目マーク式になります。