医学部入試

東邦大学医学部の2次試験は、4回の個人面接とグループ討論

雪の影響が残る中で行われた東邦大学医学部1次試験の合格者が発表になりました。

今年の東邦大学医学部の1次試験合格者は昨年より5名少ない499名でした。

 

東邦大学医学部は小論文を課しませんので2月14日(水)、15日(木)に行われる2次試験は面接のみとなります。

その東邦大学医学部の面接ですが4回の個人面接を行い、そのあとにグループ討論を行う、一筋縄ではいかない面接です。

 

4回の個人面接は、受験生が4つの部屋を順に廻りそれぞれに入室します。

それぞれの部屋では、それぞれの課題が用意されていて受験生はその課題に取り組みます。

基本的にはMMIと考えていいのですが、少し凝った課題が出されると思っていてください。

文章はもちろんですが、写真なども課題として提示されますし以前、面接室に入ると面接官の他に老人役の人がいて、「この取り扱い説明書を老人に説明し理解させてください」という課題が出されたことがありました。

老人役は、理解力に乏しい設定で受験生が説明したことに対して「よく分からない」と返答して、受験生を困らせたようです。

 

東邦大学医学部の個人面接は一筋縄では行かない面接ですが、「自分はこう考える」ということを、自信を持って面接官に伝えてください。

 

4つの部屋を回って個人面接を終えると最後にグループ討論が待っています。

東邦大学医学部のグループ討論は4人ほどの受験生が1つのグループとなって与えられたテーマを討論します。

受験生が討論しているところを2人の面接官が見ています。

東邦大学医学部のグループ討論は、グループとしての結論を出すところまで求められます。

ですから、自分の意見にこだわっていては、時間内に結論までたどり着けません。

グループ討論はディベートではありませんので、グループ全体が討論をスムーズに進行出来るよう気を付けてください。

 

東邦大学医学部の2次試験に際しては、「自己アピールシート」をダウンロードして、事前に記入して2次試験時に提出することが求められます。

 

自己アピールシートには、「あなたが東邦大学医学部を志望する理由を述べてください」という項目もあります。

ここに、「医学部志望理由」を長々と書く人がいますが、それは間違いです。

求められているのは「医学部はいろいろな大学にありますが、その中で東邦大学の医学部がいいと思う理由を書いてください」という事です。

 

ですから、医学部志望理由を書くとしても2行程度にして下さい。

「こういうことで医学部を目指しているが、そんな自分にとって東邦大学医学部は、ここがいい」という流れになります。

 

自己アピールシートの記入は、自筆でボールペンまたは万年筆で書くように指定されています。