医学部入試

今年の医学部受験、歯学部受験も、終わりに近づいて来ました。

医学部や歯学部を目指す受験生の中には、「もう1年頑張る」と決めた受験生も少なくないでしょう。

 

そうなると考えなければならないのは、「予備校選び」です。

もちろん、塾や予備校に通わず独力で勉強を続ける人もいるでしょうが、多くの受験生は塾や予備校での浪人生活を選ぶと思います。

 

これからの浪人生活を考える際に、「都市部の予備校」での浪人生活を考える浪人生は多いと思いますが、なぜ「都市部の予備校」なのでしょうか?

ここを自分の中で、きちんと整理することをお勧めします。

 

都市部の予備校を考える理由として、「合格実績が豊富」、「いい先生が揃っている」、「入試情報を持っている」、「多くのライバルと切磋琢磨できる」、「志望学部合格のための授業が受けられる」といったことが挙げられそうです。

 

都市部の予備校には、いいことが沢山ありそうです。

 

ただ、「生徒数が多ければ合格者も多くなる」、「いい先生はいるだろうけど、自分のクラスの先生がいい先生とは限らない」、「入試情報の多くはインターネット上にもある」、「予備校の生徒の中には何年も浪人をしていて、やる気に乏しい生徒もいる」、「志望学部のために作られたはずのテキストが、そもそも良くない」といったこともあり得ます。

 

いわゆる「大手予備校」は、しっかりした予備校だということは間違いないと思います。

ただ、文系学部も含めて大学入試全体を扱っていますので、「医学部入試や歯学部入試に詳しい先生やスタッフばかり」とは行かないでしょう。

医学部専門校舎と普通の校舎間のスタッフの移動もあります。

生徒数が多く、国公立医学部や歯学部を目指す生徒も多いので、併願する私立医学部の合格者数は多くなるでしょう。

 

都市部の予備校には、「いいこと」もたくさんあるように思いますが本当に「いいこと」なのかは考えてみてもいいでしょう。

逆に、都市部の予備校で浪人生活を送るデメリットも理解しておいた方がいいと思います。

 

大手予備校も医学部専門予備校も、都市部の予備校で浪人生活を送るためには、都市部で一人暮らしをする必要が出てくる人もいるでしょう。

自宅を離れての都市での一人暮らしが、受験勉強の足を引っ張ることもあります。

 

一人暮らしでは食事に偏りが出てしまう恐れがあります。

目覚まし時計や電話では起きることが出来ない受験生も少なくなく、一人暮らしですと寝坊しても誰も起こしてくれません。

都会の誘惑に負けてしまう受験生もいるかもしれません。

途中から予備校に行かなくなる受験生もいるかもしれません。

 

都市部の予備校には、いい面も多くありますがマイナス面もあります。

都市部の予備校での浪人生活を考える際には、両方の面を考えて自分には向いているのかを判断するようにしてください。

人によっては、地元に残って勉強をした方がいい受験生もいるでしょう。

それぞれの受験生が、次の1年を「なんとなく」ではなく「きちんと」考えてみてください。

 

この時期、どの予備校も春期講習をやっていますので、実際に気になる塾や予備校で授業を受けてみるのもいいと思います。

 

ちなみに、オンライン個別指導であれば全国どこにいても専門プロ講師の授業が受けられます。