オンライン個別指導メルオンでは、様々な受験生を指導しています。
その中から30代で今年、医学部に合格した2人のうち一人は高卒認定からの医学部合格でした。
オンライン個別指導メルオンでは昨年、35歳の生徒も医学部に合格しています。
この生徒の合格体験動画は、メルオンサイトでご覧いただくことが出来ます。
さて、今年の30代の合格者ですが、非常に真面目で、「真面目過ぎる」と言ってもいいような人物です。
「みんなが、こうしているから」というだけで高校生活を送ることに疑問を持ったようです。
中学校までは義務教育ですが、高校からは「義務」ではありません。
「みんな高校に行く」、「高校に行くのは当たり前」、「高校くらい卒業していないと」といったことを、多感な年齢ということもあり簡単に受け入れることは難しかったようです。
そこから、いわゆる「自分探し」の時間を経て、自分なりに勉強することの意味を見つけ、
高卒認定を取り、大学に進学し、卒業もしました。
そして、正社員として就職をして仕事にやりがいを感じて、仕事に力を入れていました。
ただ、企業ですから「会社の方針」もあります。
仕事自体は、やりがいを感じていたのですが「会社の方針」は自分の考えとズレがあったようです。
会社は辞めたものの、仕事の内容にはやりがいを感じていましたので、非正規雇用で同じ内容の仕事に就きました。
働きながら、「世の中に本当に必要な仕事は何か?」を考え続けました。
仕事を通じて、「健康こそが何より大切で、それを守る医師こそが世の中に必要な仕事だ」と考えるようになりました。
しばらくは、非正規雇用の仕事を続けながらの受験勉強でしたが、途中から受験勉強1本に絞って医学部合格に邁進し、今年なんとか医学部進学を決めました。
他人から見れば、「普通」とは言えない経歴かもしれません。
しかし、考えに考え抜いての医学部受験でしたので、その集中力はなかなか見られないものでした。
多くの医学部合格者を見てきて痛切に感じるのは、「受かる年は本気でやっている」です。
いろいろ寄り道をしたとしても、本気になれれば医学部合格も現実的になると感じます。
多浪生も、「受かった年は、本気になった年」だと感じます。
以前、子育てと仕事をしながらの受験勉強で、国公立大学医学部に合格した生徒がいました。
それまでは、「仕事があるから」とか、「子供の世話をしなければならないから」と、どこか逃げ道を作っていましたが、合格した年は私から見ても「そこまでやるんだ」という生活でした。
繰り返します。
「本気になれれば、医学部合格は現実的になります」
今年、結果を出せなかった人は、一生懸命にやったのでしょうがそれでも「どこかに甘さは無かったか」を振り返ってみることをお勧めします。