医学部入試

塾や予備校の授業を取り過ぎると、合格は遠のきます。

医学部受験や歯学部受験に備えて非常にまじめに頑張っているのに合格出来ない受験生の特徴の一つに「塾や予備校の授業を取り過ぎている」という点があります。

 

「授業をたくさん取って頑張っているのだから合格出来そう」と思うかもしれません。

しかし、このタイプはなかなか医学部入試や歯学部入試で結果を出すことが出来ません。

なぜなのでしょう?

 

それは、「授業に追われているから」です。

 

たくさん授業を取ることが、なぜダメなのでしょうか?

「分かったつもりで終わっている」からです。

医学部入試、歯学部入試で合格を勝ち取るためには、自分の手で試験問題を実際に解けなければなりません。

自分の手で解けるようになるためには、「自分の手で解くことを重ねる」ことが大切です。

 

先生の説明を聞いて、「なるほど」と思ったとしても、それで「自分の手で解けるようになったか?」は別物です。

その時は、「分かった」、「解ける」と思っても医学部入試、歯学部入試の当日に思い出せなければ意味がありません。

 

入試で使えるようにするためには、「本当に自分のものにする」、「長期記憶にする」ことが欠かせませんが、それには「自分の手で解きなおす」ことが必要です。

 

特に1対1の個別指導では、先生は自分のためだけの授業を行ってくれますので「分かった気」にはなります。

しかし、そこで終わってしまっては「分かった気」で終わってしまいます。

入試で使えるようにするためには、どうしても復習が欠かせないのです。

 

授業をたくさん入れていると、この復習時間が取りにくくなってしまいます。

そのため、実際の入試で「あっ、これやった。でも出てこない」と、なってしまいがちです。

 

塾や予備校から営業の一環として、たくさん授業を取るように仕向けられるかもしれません。

そんな時は、「本当に、その授業は必要で有効なのか?」、「その授業を取ることで、志望校の合格に近づくことが出来るのか?」、「自分の復習時間は取れるのか?」といったことを、きちんと考えてみてください。

 

授業をたくさん受けることで「頑張っている自分」に満足してはいけません。