２０２３年度入試もほぼ終わり、「次の１年」の
ために、予備校探しをする受験生の方もいると
思います。

駿台予備学校や河合塾などの「大手予備校」、小さ
いけれど面倒見のよさそうな塾、そして医学部受
験、歯学部受験に特化した「医系予備校」など、
様々な塾・予備校があります。また、集団授業と
個別指導でも分けられますし、映像授業を提供す
る予備校もあります。

様々な塾・予備校がある中で来年度の医学部受験、
歯学部受験を考える皆さんは、どこを選べばいい
のか迷うところだと思います。

「次の１年」を考える際、欠かせない重要なポイ
ントをお伝えいたします。

まず、なんと言っても「自分が志望校に合格する
ために相応しい予備校か」です。例えば、国公立
医学部合格者数日本一の予備校に入れば、国公私
立どこかの医学部に入れるか、と言えばそうとは
言えません。

「医学部合格者数№１」の予備校に入れば自分も
医学部に合格出来る、と考えるのはちょっと乱暴
です。もともと、「医学部に受かりそうな人」が
非常に多い予備校かもしれません。生徒数が非常
に多い予備校かもしれません。

肝心なことは、「自分と同じような人がどうなった
か」です。現在の学力が「偏差値５５」だとすると、
その予備校に「偏差値５５」で入った生徒がどう
なったかが重要です。

自分と同じくらいの学力の生徒に対する指導が、
どうなっているのか、テキストなども見せてもらう
といいでしょう。自分には難しすぎるテキストかも
しれません。

予備校選びのポイントは、「自分にとってどうなのか」
です。「自分が塾・予備校に求めるものは何か」を意
識してください。そして必ず、見学することも忘れな
いでください。出来れば、体験授業に参加するといい
でしょう。ぜひ「予備校の雰囲気」も感じてください。

自習室を重視するのであれば、「各人専用の自習室は
あるのか？」「自習室の数は十分あるのか？」「自習室
は何時まで使えるのか？」など、自分が重視する点を
しっかり確認してください。

予備校選びのポイント２つ目は、「志望校に合格してい
るか」です。

例えば、「是が非でも順天堂大学医学部に進学したい」
という受験生なら気になる予備校の、順天堂大学医学部
の合格実績を確認してください。合格者がいても、集団
授業を受けていたのか、個別指導だったのかも確認して
ください。志望校への合格実績が無いと指導内容に不安
が残ります。

ただ、生徒数の少ない予備校であれば、そもそも自分の
志望校を受けた生徒がいないことから、自分の志望校の
合格実績が無いかもしれません。予備校見学に行った時
に「順天堂大学医学部の英作対策はどうなっているか？」
など「ここを目指しているけど、どのような指導をして
くれるのか」を聞くといいでしょう。

合格実績は気になると思います。合格者数も大切です
が、合格率も考えて下さい。１０００人の生徒がいて
「医学部に１００名進学」という予備校は、医学部進学
者は１０人に１人です。生徒が３０人で「医学部１０名
進学」であれば、３人に１人が医学部に進学です。

「医学部１００名」と「医学部１０名」ではかなり印象
が違いますが、「率」も考えてみるといいでしょう。

予備校選びのポイントは、まだ他にもありますが明日、
お伝えいたします。

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