明日3月3日は昭和大学歯学部2期と日本歯科大学生命歯学部、新潟生命歯学部後期の試験日です。
明後日3月4日は日本大学歯学部、松戸歯学部のN方式2期の試験日で、3月9日は東京歯科大学の2期試験日です。
私立歯学部の後期・2期入試が続きますが、私立歯学部後期・2期入試は歯学部志望者だけでなく、医学部志望者の受験も増えてきます。
本来は医学部を志望し、前期・1期は医学部を受験してきたものの思うような結果が出ず、後期・2期では歯学部も受ける受験生は少なくないでしょう。
こういった「本来は医学部志望」という受験生が歯学部を受験する際に面接で、「本来は医学部志望」と言ってもいいのでしょうか?
歯学部入試では面接がありますので、前期・1期で医学部を受けてきた受験生は面接で「医学部志望」ということを言ってもいいのか、悩むのではないでしょうか?
結論から言うと、「医学部志望」ということを言っても、全く問題ありません。
歯学部の面接官も、本来は医学部を志望していた受験生が多いことは認識しています。
歯学部の面接官は、もともと医学部を志望していたとしても、歯学部入学後は歯科医師を目指してしっかりと勉強をしてくれればいいのです。
ただ、歯学部入学後もいつまでも「本当は医者になりたかった」という気持ちを引きずる学生は周囲に悪影響を与えますので、歓迎はしません。
聞かれもしないのに、こちらから「医学部志望」と言う必要はありませんが、「前期はどこを受けたのか?」と聞かれた際には受験した医学部を正直に言って構いません。
医学部を受けたことを隠そうとして受けてもいない歯学部の名前を言うと、面接官は「受験校の選び方が変だな?」と思ったりします。
「受けた手ごたえは?」という質問に的確に答えられない可能性もあります。
「前期はどこを受けた?」には正直に「医学部を受けた」で構いません。
ただ、こういった場合「歯学部志望理由」は非常に重要です。
歯学部の面接官の立場では、「医師もやりがいのある仕事だが、歯科医師もこういう点でやりがいがある」という答を聞きたいのです。
歯科医師という仕事のやりがいを理解し、医師を目指していたとしても歯学部入学後は気持ちを切り替えて歯科の勉強に集中してくれる受験生なら、歯学部の面接官も歓迎します。
前期・1期は医学部を受験した受験生の皆さんは、歯学部の面接では「歯科医師という仕事のやりがい、いいところ」を言えるようにしておいてください。