12月2日(土)に行われる、東京医科大学推薦入試(学校推薦型選抜)の志願者数が発表されました。
募集人員20名以内の一般公募推薦の志願者は99名で、前年に比べ1名の増加でした。
昨年の一般公募推薦は98名が志願し、20名が合格しましたので、倍率は5倍でした。
今年も99名の志願者から、20名の合格が予想されます。
東京医科大学では公募推薦入試の他に地域枠推薦入試も行っています。
地域枠推薦入試も志願者数が公表されました。
募集人員8名以内の茨城県地域枠の志願者数は前年を5名上回る28名でした。
昨年は8名が合格して、倍率は2.9倍でした。
この茨城県地域枠は、出身地での制限があります。
募集人員3名以内の新潟県地域枠の募集人員は、なんと5名でした。
昨年の志願者は15名でしたので、3分の1になりました。
昨年は15名が志願して3名が合格していましたので倍率は5倍でしたが、今年は合格者が3名だとすると倍率は1.7倍となります。
東京医科大学のサイトで新潟県地域枠推薦の志願者数を見て、「こんなこともあるのか」と驚きました。
埼玉県地域枠推薦は募集人員2名以内に対し、昨年より2名少ない14名が志願しました。
昨年は16名が志願し2名合格でしたので、倍率は8倍でした。
東京医科大学の推薦入試の志願者数は、「ほぼ前年並み」となりましたが唯一、新潟県地域枠だけは大幅な減少となりました。
東京医医科大学の地域枠推薦入試で、新潟県地域枠と埼玉県地域枠は出身地制限がなく、受験資格を満たせば全国どこの受験生でも出願可能ですが、ここまで差が出るとは考えていませんでした。
東京医科大学の学校推薦型選抜(推薦入試)の試験科目と配点は基礎学力検査100点、
小論文2課題36点、面接(個人面接)24点、書類審査12点の合計172点で合否が判定されます。
基礎学力試験の配点は100点と大きいのですが、東京医科大学を受けるのは学力に多少なりとも自信のある受験者になります。
4科目を解きますので、1科目25点の計算になります。
この基礎学力検査は案外、差が付きません。
東京医科大学学校推薦型選抜で合否を分けると思われるのは配点36点の小論文です。
小論文は、日本語小論文と英語小論文の2題が出題されます。
1題、18点の計算になりますが、東京医科大学推薦の小論文は準備をした受験生とそうでない受験生では大きな差が付くと思います。
東京医科大学推薦入試に出願した受験生の皆さんは、少なくとも小論文の過去問をやっておいてください。
東京医科大学では学校推薦型選抜で、今年から新たに、「全国ブロック別」を実施します。
これは、全国を「北海道・東北」、「関東甲信越」、「東海・北陸」、「近畿」、「中国・四国」、
「九州・沖縄」の6つのブロックに分け、各ブロックから1名ずつ合格者を出します。
(合格者がいない場合は、一般選抜の募集人員に組み入れ)
この「全国ブロック別推薦」の志願者も発表されました。
北海道・東北ブロックの志願者は6名、関東甲信越ブロックの志願者は56名、東海・北陸ブロックの志願者は5名、近畿ブロックの志願者は7名、中国・四国ブロックの志願者は5名、九州・沖縄ブロックの志願者は3名でした。
全国ブロック別推薦全体の志願者は82名でしたが、関東甲信越ブロックの志願者が突出して多くなっています。
予定通り各ブロックともに合格者が1名だとすると、関東甲信越ブロックの倍率は56倍、九州・沖縄ブロックの倍率は3倍となり、大きな差です。
来年以降、全国ブロック別推薦の手直しがあるかもしれません。
なお、全国ブロック別推薦の面接は、12月16日(土)にMMIが行われます。