医学部入試

愛知医科大学医学部の志願者が820人も増えた理由

明日は愛知医科大学医学部一般選抜の1次試験が行われ、2024年度私立医学部一般選抜のスタートの日です。

 

明日の愛知医科大学医学部入試は名古屋、東京、大阪、福岡の4会場で9時半から行われます。

募集人員約65名に対し、志願者は2212人となりました。

志願者数を募集人員で割った志願倍率は34倍で、私立医学部入試の厳しさが伝わってきます。

 

昨年の愛知医科大学医学部一般選抜の志願者は1392名でしたので、昨年の志願者に比べ、820人もの大きな志願者増となりました。

募集人員は約65名ですから、増えた820人だけで12倍を超えます。

明日、愛知医科大学医学部を受験する受験生の皆さんは、大きな志願者増に困惑しているかもしれません。

 

愛知医科大学の志願者が大きく増えた理由は、はっきりしています。

「他の医学部との試験日重複」です。

 

昨年の愛知医科大学医学部の1次試験は自治医科大学、聖マリアンナ医科大学の1次試験日と重なっていました。

特に聖マリアンナ医科大学との試験日重複で、医学部受験生が大きく2つに分かれました。

そのことで昨年の愛知医科大学の志願者は大きく減少しました。

 

今年の愛知医科大学医学部1次試験は、他の医学部と試験日が重なることが無くなり単独試験日となり、志願者が大きく増えました。

愛知医科大学医学部の志願者数を振り返ると、2023年度は1392人、2022年度は2040人、そして2021年度は2244人でした。

 

「今年は、いつもの年に戻った」と言う感覚です。

 

愛知医科大学医学部の1次試験は、試験時間100分の理科から始まります。

「2科目のうち、どちらから始めるのか」、「2科目の時間配分をどうするのか」受験生の皆さんは予め考えておいて下さい。

 

数学と英語は、試験時間80分で行われます。

どちらも、特別に難しいということはありませんが時間の掛かる問題もあります。

 

数学は、「あまり見たことが無い」問題も出題されますが、落ち着いて問題文をしっかり読むことで解答に近づけることも多いので、見たことの無い問題でも問題文を理解することを心掛けて下さい。

 

英語では長文問題が3題出題されますので、テキパキ解き進むことが欠かせません。

見慣れない英語表現もありますが、そこにはあまり時間を取られない方がいいでしょう。

 

数学も英語も「解ける問題を確実に」を心掛けて下さい。

 

配点は数学150点、英語150点、理科2科目200点の合計500点満点になります。

過去3年の合格最低点は500点満点の251点、281点、262点でした。

281点でも得点率56%です。

5割を超えてくると合格のチャンスが広がりますので、まずは5割を目指しそこから少しでも上積みを目指してください。