医学部入試

2024年の共通テストは昨年に比べ、やや易化か

共通テストの2日目が終わり、今日実施された数学と理科の分析を駿台予備学校・ベネッセ

が共同で運営するデータネットと河合塾が、それぞれ公表しています。

 

昨日実施された国語と英語リーディング、英語リスニングの難易度についてデータネットと河合塾は、全く異なる見解を示しました。

今日の数学、理科について見てみましょう。

 

共通テストの数学と理科の難易度について、データネットと河合塾は下記のように見解を発表しています。

 

  数学1A 数学ⅡB 化学 物理 生物
データネット 昨年並み やや難化 昨年並み やや難化 易化
河合塾 昨年並み 昨年並み 昨年並み 昨年並み 易化

 

数学1A、化学、生物は難易度について、駿台・ベネッセのデータネットも河合塾も同じ見解を示しています。

一方で、数学ⅡBと物理については見解が異なりました。

 

駿台・ベネッセも河合塾も全力で分析に当たったと思いますが、短い時間での分析は簡単ではないようです。

 

河合塾は、いち早く共通テスト全科目の予想平均点を発表しました。

主な科目の河合塾が考える予想平均点は下記になります。

 

  満点 予想平均点 昨年平均点
英語リーディング 100 53 53.8 -1
英語リスニング 100 67 62.4 5
国語 200 118 105.7 12
数学1A 100 53 55.7 -3
数学ⅡB 100 59 61.5 -2
化学 100 53 54.0 -1
物理 100 62 63.4 -1
生物 100 55 48.5 7

 

 

各科目の予想平均点に加え、河合塾は900点満点の文系、理系の予想平均点も発表しました。

 

  満点 予想平均点 昨年平均点
文系 900 546 530 16
理系 900 561 548 13

 

河合塾の5教科7科目、900点満点の予想平均点によると、2024年度の共通テストは、

「昨年に比べ、やや易しかった」と言えそうです。

 

駿台・ベネッセのデータネットからは、予想平均点についてまだ発表がありません。

大学入試センターからの平均点中間集計発表は1月17日、平均点の最終発表は2月5日に行われます。

また、得点調整の有無については1月19日に発表されます。